脳梗塞の後遺症があっても活躍できる仕事はあるのか?~持っている機能を最大限に利用したい~
福井県敦賀市にある就労継続支援B型事業所【HATARAKU】は、『障がいがあっても働きたい、稼ぎたい』という想いを支援する事業所です。
私たちは、HATARAKUで働く利用者の方々に話を聞きました。
彼らはどんな仕事をしているのでしょうか?
彼らはどんな思いで仕事に取り組んでいるのでしょうか?
彼らの声をお届けします。
どのような障がいをお持ちですか?
生まれた直後から、脳性麻痺による両上肢および移動機能に障がいがあります。
30代後半で小脳の脳梗塞も患ったのですが、その後遺症があるのか、障がいの症状が悪化したのかはわかりません。
日常生活は何とかやっています。
この施設を選んだ決め手を教えてください
脳梗塞での自宅療養中に復職したいなという思いがありましたが、自分にできる仕事があるのか?活躍できる場があるのか?と不安で悩んでいました。
そんな折、福祉課から紹介を受け話を伺ったところ、個人にあった仕事をやってもらっているということなので利用を決めました。
どんな仕事をしていますか?
インタビューの記事作成や、SNSサービスを使った取り組みの発信をする仕事をしています。
以前働いていた職場では事務職の中で広報誌の発行をやっており、その中で似たような内容をしていたので、ある程度のコツは把握しているつもりです。
リモートでのやり取りが初めての経験なので、少し戸惑っている感じです。
今後やってみたいことがあれば教えてください
AIによる絵本作成をやってみたいです。もともとAIイラスト生成に興味があるので、紹介を受けた時はどこまでできるか挑戦してみたいなと思いました。
また以前に簿記やパソコンに関する資格の勉強もしていたので、それを生かした仕事もできれば嬉しいと考えています。
最後に、支援施設に通所している方やこれから通所を利用しようと考えている方へのメッセージをお願いします
障がいと言うと、やりたいことができないという不満や、それまでできていたことができなくなってしまうのではないかという不安が生まれるとも思います。
ですが、その中でも持っている、残っている機能や能力をどう使うかを考える方が大事と、私は前向きに考えていました。
支援施設を利用することで、自分の力が最大限に発揮できる場に出会えることを期待しています。