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【女性のエンパワーメント事業 参加者の声 / 橋口友紀子さん】

昨年度も好評だった鹿児島県男女共同参画センター主催『女性のエンパワーメント事業』(以下:セミナー ※)が今年度も開催されます。その募集に際して、過去にセミナーに参加された方の現在を取材してみました。

※昨年度までは『ワタシらしい”はたらく”を描く女性起業セミナー』の名前で開催。

まずは、2023年度に参加された橋口友紀子さんです。

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2024年度参加者募集フライヤー
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みんな悩んでいるんだ

橋口さん:私は夫、子供2人の4人家族です。元々看護師として勤務し、結婚してからは専業主婦でしたが、子育てが落ち着いたら仕事復帰をしようと考えていました。そんな時、10年程前に趣味で始めたパンづくりに目覚め、本格的にそれを仕事にしたいと思うようになったんです。パンづくりをさらに学ぶために専門学校にも通い、卒業後は工房を作り、ご縁で委託販売をさせてもらうようになりました。現在は無理がない範囲でいくつかの店舗で月に数回販売しています。次のステップとして「自分のお店を持ちたい」という夢があります。でも、子育てと家庭、そして、パンづくりのパランスについて悩んでいました。「何を優先していけばいいんだろう?」って。そんな時、友人のSNSでセミナーのことを知りました。

橋口友紀子さん

橋口さん:「ワタシらしい“はたらく”を描く」の文字を見た時、私の心にグッと刺さる何かがあり、すぐに申し込みました。セミナーに参加して最初に驚いたのは、参加された方のほとんどが今後のキャリアについて悩んでいたことでした。「セミナー」と耳にすると先入観で“起業が前提”と思いがちだったのですが、皆さんの声を聞いていると「起業どうこうではなく、みんな不安を持っているんだ…変わりたいと思っているんだ…」と感じました。私、誰かに自分の悩みを話すことに抵抗を感じていたんです。でも、セミナーでは話しやすい雰囲気があり、講師や参加者の皆さんも真剣に話を聴いて向き合ってくれたので心の内を打ち明けることができました。悩みって、家族でも友人でも言えないこともありますよね。でも、それらを共有し、普段出会えない人たちと関わりが持てたのは大きな時間でした。

写真提供:橋口友紀子 橋口さんが委託販売しているパンの一部(パンの種類は日によって異なります)
写真提供:橋口友紀子 橋口さんが委託販売しているパンの一部(パンの種類は日によって異なります)

身近な何かと向き合うことで

橋口さん:セミナーではモチベーショングラフといって、今までの人生を深掘し可視化する時間がありました。それまでは「私の人生って、平凡なものなんだろうな…」と感じていました。でも、そうじゃなかったんです。人生の一つ一つの転機を振り返ると、ぶつかった壁にきちんと向き合い、それを乗り越えてきたことに気づいたんです。「私、頑張ってたじゃん!」って。その時間をきっかけに今まで以上に自分のことが好きになりました。個別のコーチングセッション(※)では私の不安を洗い出していただき、様々なことが可視化されて「次のステップとして何をしていくべきか?」が明確化されました。気づきが多かったですし、これからどんな壁があっても、未来に対して歩む自信がついたと思います。失敗したっていい。失敗したら、そこにどう立ち向かおうか。そう考えるだけでワクワクしてきます。だからこそ「自分のお店を持つ」という夢に向かって、次のステップへ進もうと覚悟を決めることができました。

(※)2022年度より、セミナー参加者の特典として、合同会社DtheF.toi 代表/Enjoy!転勤ライフ代表の村田史子氏による無料のコーチングセッションを設けている(セミナー期間中のみ、時間・人数制限あり)。

写真提供:ワタシらしい“はたらく”を描くセミナー モチベーショングラフについて説明する講師(2023年度開催時)

橋口さん:セミナーといっても「起業しないといけない」「何か大きな取り組みをしないといけない」というわけではありません。「今後どうしよう…」「まず何が不安なのかがわからない…」でもいいんです。人と出会うだったり、いろんな価値観に触れる。それだけでも、今まで自分の中で気づかず、閉じていた扉が開かれると思います。私はパンづくり以外の話でいえば、家族とのコミュニケーションも変わり、日常を過ごす上で気持ちが楽になりました。「身近な何かに対する視点が変わるだけでも、数年後には面白い未来や可能性が待っている」と、このセミナーで学ばせてもらいました。小さなことでも何か不安でもあれば、前へ進むための一歩として受講するのもアリかと思います。

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続いては、2023年度の参加者の濵崎恵理さんの取材記事です。

インタビュー・撮影・執筆:上 泰寿(ケアの編集者)

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企画運営:合同会社DtheF.toi
メール:Jose.kigyo.kagoshima@gmail.com
電話番号:050-5273-5770(担当:村田)

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