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納得できる答えを出すまでのステップを
情報があふれる社会で、正解主義から抜け出すためのマインドセットについて書きます。
どこかにコレ!という"正解"がある?
まだ途中なのですが、澤円さんの『あたりまえを疑え。』を読んでいます。
澤円さんは、他にも『マイクロソフト伝説マネジャーの世界No1プレゼン術』を書かれているように、プレゼンのプロ中のプロ。またご自身でオンラインサロンやvoicyをされたり、多岐にわたって活躍されています。
わたしは、The UPDATEという番組で初めて拝見しました。
『あたりまえを疑え』に話を戻しますが、そこで語られていた一文にはっとして、おもわず引き寄せられました。
なぜ僕たちには、なにかをするための自信を持てないことがあるのでしょうか?これもまた教育制度の話に戻ってしまいますが、簡単に言うと、僕たちは「どこかに正解がある」と教えられてきたからです。正解があるという前提で考えているから、正解を持っていそうな人の意見ばかりを聞いたり従ったりしてしまうのです。
この一文を読んで、自分はこれぞ正しい答えという正解を探しがちだったと感じました。青い鳥症候群と言われても反論できないような。なさけなし…。
たとえば学校教育の点から振り返ってみると、”理解する→与えられた情報を暗記する”の過程に疑問をあまり覚えなかったタイプで。
もちろん、物理や化学が苦手という科目ごとの成績の良しあしはありましたが、基本的には勉強する(暗記する)ことは楽しかったし性に合っていた。
だけど、自分のなかに湧いた違和感を消化するための行動を、できないことが多かったように思います。
たとえば、部活を辞めたいと感じていたのに、「途中で辞めてはいけない!」と、なぜか強く自分に言い聞かせ(笑)、だらだらと辞めずに不毛な時間を過ごしたこととか。
視野を広げれば本当はたくさんあったはずの問題解決の方法を、そのときはどれも選べなかったのです。
なぜそんなことになったのかというと、
ルールに従う=良いこと=正解!
という固定観念があったからだと思います。ルールとは、校則とか宿題をするとか、学校生活で課せられ、従うのが当たり前と刷り込まれてきたことです。
"従う”という受け身スタイルで、正解を選んでいる気持ちだったんですね。
正解ではなく納得解を
内容に共通しているところがある『10年後、君に仕事はあるのか?-未来を生きるための「雇われる力」』藤原和博著)の本では、
「本当の自分」も「理想的な職場」も「自分にぴったりの結婚相手」も、すべて「正解主義」の産物。正解ではなく納得解を探さなければならない。
と書かれています。
正解よりも、
納得解=自分が納得できる解
を探していこうねという内容です。
そこで、納得解を出すにはどうすればいいのかと考えたところ、下記のステップが必要だと感じました。
・自分の意思で変えられないことと変えられることを分けてみる
↓
・無力感からの脱出
↓
・日常で何気なくしている選択に変化を加えてみる
まずは、自分では変えられないことも多くあるなかで、変えられないことを数えて自分の無力さに屈して、無力感を感じていないかをチェックします。
なぜなら、無力感は自主的な行動をする意欲をそいでしまうので、要注意な感情だからです。なので、変えられないことと変えられることを区別することから始めて、変えられることにフォーカスを当てます。
次に、生活をしているなかで自分で選択していることをピックアップします。
具体的には、
・観たい!と思った映画を観ている
・食べたい!と思った料理を作って食べている
・読みたい!と思った本を読んでいる
こうやって一つ一つ書き出してみると、自分は日常的に自分で選べていることに気づきます。つまり、主導権を持って自分で選べていることもたくさんあるということです。
この点に気付くことが、まずは無力感から抜け出す第一歩です。また、やりたいと思ったことをできている自分は幸せだなと、満たされた気持ちになることにもつながります。
その後に、自分の行動(選択)に変化を加えてみる。違和感を感じているところを重点的に。
数年前、ヨガに通っていたときにある先生が言っていた言葉で、こんなのがありました。
(↑こんな風に体が柔らかくなるのが目標でした..笑)
「何かおかしいなと思ったときは、その違和感をスルーしないでくださいね~。」
これはどういうことかというと、ヨガでポーズをするときにポーズのポイントを外してしまうと、意味のないポーズになってしまうよということです。
ポーズ一つ一つには目的があって、ここの筋肉を伸ばすとか、バランス力を鍛えるとか。
ポーズを取っていて”これでいいのかな?”と違和感を感じたら大体ポイントを外していることが多いので、先生に聞くなり他の人のポーズを見たりして、ポイントを掴み直してね、ということでした。
これは、ヨガのポーズだけに言えることではなく、他のことにも当てはまることだと思っています。
自分のなかの違和感を逃さない
=よりベターなやり方や方法を具体的に探してみる
ことで自分が納得できる納得解を見つけていきたいと考えています。