見出し画像

ito 〜中川詩織〜

6月7日。今日は金曜日。

ゆるっと始まるはたおりの夜。

今夜も楽しいゲストとわいわいおしゃべり。

とっても楽しい夜だったから、
特別にあなたにも教えてあげるね。

ーーーーーーーーーーーーーーー

GUEST

しおりんさんこと中川詩織さん


プロローグ

千葉県出身。
校区内にディズニーランドがある街育ち!
小学3年生で両親の故郷鹿児島へお引越し。
(関東と鹿児島の違いにカルチャーショックを受ける。)
名前にちなんで「詩」をつくるのが得意な子供時代。
経営学を学びたいと思い鹿児島大学へ入学。

現在は会社員の傍ら、ファシリテーションやグラフィックレコーディング、ABD読書会など、様々な分野で活躍中な方です!

今回はしおりんさんの人生を
ゆっくり振り返りながらお話ししてくれました。
しおりんさんの言葉ではナラティブな語り

これまでの経験の全てが今のしおりんさんを創ってる。

ちょっとですが、しおりんさんを知ってくだされば。


_人生の転機のこと。

大学3年生のとき、
20歳だったしおりんさんは学生結婚でお母さんになりました。
授業の単位はきちんととっていたため休学はしなかったんだそう。

息子さんは現在中学生。
参加者からは「反抗期で大変なのでは?」と質問が飛ぶことも。

ご両親の支えもあり、家族仲良く過ごせているという。
『反抗期ではあるけど風邪の時に弱って甘えてくる姿が可愛かった!』
そんな素敵な家族エピソードも教えてくれました。

就職してから二度、会社を2~3か月ほどお休みしたことがあったしおりんさん。与えられた仕事に対して自分で気づいたことがあると改善しようとしたり、どんどん自分の仕事量を増やしてしまったりしてキャパオーバーになってしまったんだとか。

お休みしていた期間は自分の特徴を知るいい機会。気分屋だったり、他人とは違うところがあったりする自分がどうすれば無理せずやっていけるのか対策を考えることも出来たと話してくれた。復帰後は自分のペースをうまくコントロールして働けているという。


_イノベーションのこと。

2013年、会社の当時の社長から「イノベーション」という言葉を聞いて何かビビット来るものを感じたしおりんさん。大学で学んだことようやく生かせる機会だと思い自身で会社の課題をまとめ、直談判をするために社長室に圧しかけたらしい(笑)

イノベーションを起こすには多様性が大事だと話すしおりんさん。
会社から勧められた上海研修では社外との繋がりが生まれ始め、その後、鹿児島未来170人会議に参加するようになる。

しおりんさんが何かのコミュニティに参加する時は、「企業としてもこうした場に関わることの意義があるはずだ」という目線も持っているんだとか。その理由は、企業には利益を上げるという目的があるけれど、そのためにこそ、企業がより社外にひらいて有機的なあたたかい繋がりを作り、積極的に関わっていく必要があるとわかれば、世界は変わると思っているから。そのためにまずは自分が積極的に色んなところへ顔を出し、人との繋がりをつくるようにしていると教えてくれました。

イノベーションには対話も必要だと考えたしおりんさんは、社内の仕事納めの日に社員全員で対話に挑戦。役職や先輩後輩という関係を取り払った空間での対話は、その後もファシリテーターを育成しながら数年間続けたのだそう。

対話の中で『よく爆弾発言をしてしまうの(笑)』としおりんさん。
でも自分にはあまのじゃくな一面があり、きっとこれが自分なりの一生懸命なコミュニケーションの取り方なんだと話してくれた。

しおりんさんが対話を学ぶ中で一番役に立ったのがNVCの考え方。
NVC=非暴力コミュニケーション

自分は人の気持ちを理解することは苦手だけど、理論的に考えればわかるということに気づいたという。ニーズはみんな共通のものであると話し、しおりんさんが対話の時に実際に使っているニーズカードを私たちにも見せてくれた。


_グラフィックレコーディングのこと。

しおりんさんと言えばグラレコと思う人もいるのではないでしょうか!(私も初対面で見せてもらったしおりんさんのグラレコがずっと宝物な思い出である一人。)

今回もグラレコはファシリテーションの技術の一つだと紹介してくれました。可視化を取り入れることで、場をより豊かなものにすることができると話すしおりんさん。

でも実は絵をかくのは苦手なんだとか…!?コツを掴めば誰でも100通りの表情が書けるようになるそうです。今はグラレコに挑戦したい人をうまく応援できないかなって考えているんですって!

過去には、「鹿児島グラフィックレコーディング道場」や「鹿児島で!ミニグラフィック講座」なども開催されています。

(△しおりんさんのFacebookより、鹿児島未来170人会議のグラレコ。これはチームで描いたんだそう。)

ーーーーーーーーーーーーーーー

あとがき

しおりんさんは子どもの頃から
「わからない、わからない」が口癖だったという。

『でもそれって本当はすごくわかりたいってことだったんだなって。』

そう話すしおりんさんは、いつも話している人のことをまっすぐに見つめる。まるで何一つ聞き逃さないとしているかのように。これもファシリテーションやグラフィックレコーディングをしていく中で聞く力を習得したからだと教えてくれました。

どんなことにもまっすぐに向き合うしおりんさんに参加者は興味津々。いつまでも質問が止まりませんでした(笑)

時間を忘れて交流が拡がっていく。そんな場が何とも嬉しい夜でした。


書いたひと:てらだおうみ


はたおりのことについては下記のFacebookページをご覧ください。


いいなと思ったら応援しよう!

合同会社hataori
読んでくださってありがとうございます。サポート頂いたご支援は、はたおりの活動経費とさせていただきます。