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『Co×Next』 ~霧島のワクワク大人note~ 二歩目:三代目KRD(鹿児島ラーメン代表)、西洋平

・名前(ふりがな)
 西洋平(にしようへい)
・簡単な経歴
 1982年生まれ。18歳まで鹿児島で過ごし、大学進学を機に上京。大学院卒業はITコンサルを7年経験し、帰鹿。
 2017年8月より有限会社鹿児島ラーメン代表取締役就任。
・私が好きな霧島の○○(場所、風景、食べ物、)
場所:惣陣が丘の麓にある公園 
風景:惣陣が丘から見える牧之原の街並み
食べ物:鹿児島ラーメン、掌というおでん屋さん


上原:西さん。本日はよろしくお願いします!


西:こちらこそ、よろしくお願いします!


①学生時代(高校時代と大学時代)に力を入れていたこと、やり残したことは何ですか?


西:高校時代は本当に何も考えてなかったから、ずっとバスケ部でバスケを楽しくやっていました。

受験勉強は部活引退した後に頑張り出したんですが、志望校には届かず一浪して青山学院に入りました。

大学時代は圧倒的にゼミです。1、2年は普通に授業受けていました。

大学3年で、組織心理のゼミが倍率が高かったんですがなんとか入れて、そこからいろんな意味で変わりましたね。

そこのゼミ長やってたというのもあって頑張らなきゃなって思いました。長というよりかははゼミの飲み会を取り仕切る人でした(笑)

後はそのゼミのOBが本当にすごくって、その人たちがいたから就職活動も変わったし、僕の人生も本当に変わりました。

上原:そのOBの方はどんなことをされていたんですか?

西:まずIBMに就職したOBがいたんですが、彼は二年間有給取らずに働き続けて丸2ヶ月間上司から休まされたんです(笑)。

その期間にサブゼミを始めて、ロジカルシンキングやコンサル的な話をしてくれました。それが僕の今の物事の考え方のの土台を作ってくれました。

他にも、サイバーエージェントになったりデロイトという会社に就職したり本当に周りの優秀な人たちと一緒にやっていたおかげで就職活動も変わり僕の人生も本当に変わりましたね。


OBのおかげで人生が変わったと言っていた西さんですが、実はもう一つ人生のターニングポイントがあったそうです。それは...


西:それはゼミの面接日当日にカレーを食べなかったことです!


上原:えぇ。カレー食べなかったら人生変わったんですか(笑)

西:というのもたまに新宿に寄ったら食べに行くジャーマンカレー屋さんがあるんですけど、当日少し時間があったので寄ろうと思っていたんです。でも遅れてはいけないと思って結局行かなくて、そしたら面接会場についたのが5分前でした(笑)

上原:じゃあもしそこでカレーを食べていたら、今こうやって西さんとインタビューすることもなかったんですね。

西:そうですね。本当に人生のターニングポイントだったと思います。

やり残したことに関してですが、大学での人脈の作り方が甘かったなと思ってます。大学外の活動にもっと参加していろんな大人と関わればよかったなとは思ってます。


②鹿児島ラーメンを継ごうと思ったのはいつですか?


西:就職活動の時です。経営にはもともと興味があったんですが、起業するタイプではなかったので家業で経営的なことできるならやってみたいということは1、2年生の時に漠然と思っていました。

就職活動のタイミングで、他の人が味を変えちゃったら嫌だな、じゃあ継ぐのもありだなって思いました。

とりあえず大学院に進んでみて、その時に継ぐことを考えようと決めました。

コンサルになることが自分が短期間で最も成長できると考え、コンサルティング会社に入りました。その後7年働いて鹿児島に帰ってきましたが、色んな意味であの時の判断は正しかったと思います。

あの時僕が継がないならあの会社どうなってたんだろうと考えると少し怖くなってきますよね(笑)

上原:その決断が鹿児島ラーメンにおいてのターニングポイントだったのかもしれないですね。



③今の高校生にどんなことを求めている、やってほしいと思っていますか?


西:実はこの手の話をするのは苦手なんです(笑)だって人によってやること違うから。

それを踏まえてですが、難しいかもしれないけど

地域の大人の人たちと関わることです。


その何かしらのきっかけがあるならば自分で一歩踏み出してほしいです。いろんな人に話聞いていく。是非その一歩は踏み出してみてほしいです。

僕は、一度は地元から出てみたほうがいいと思います。出て行ったうえで、霧島に帰ってきて何かできるかなという俯瞰した目で物事を見ていってほしいです。


④西さんの思う、働くとはなんですか?


西:社会と関わることです!


これに尽きます。地方で働く人はそこの地域の人と関わらずにはやっていけないです。

よくある話として、コミュニケーション能力があんまりないから接客業とかはちょっと、、、っていう人がいますが、人とコミュニケーション取らない仕事は基本的にないです。

働く目的とは何かを突き詰めて行った時に自分のために働ける人ってそんなにいないと思います。

お金が大事ってよく言うけど、ある程度以上あればそこまで気にしないし、給料が高いってよりもやりたいことをやってたほうがいいです。

上原:西さんにとっての働くことは、お金を稼ぐだけではなくて、地域の人たちや社会との関わり合いなんですね。

西:そうですね。僕の場合は鹿児島ラーメンがあって、お客さんに「おいしかった」と喜んでもらうのと同じくらい働いている社員にも「働いてよかった」と思ってもらえるような会社にしたいと思っています。そのための組織作りが僕の仕事ですからね。



⑤進路や将来について悩んでいる学生に向けて一言お願いします!


西:一言でいうと自己分析と業界分析しかないと思います。

自分がしたいことがわからないということは、世の中にどんな仕事があるのか知る努力がまだ不足しているんじゃないかと僕は考えています。


自己分析とは、自分の中にある興味があるないだったり自分の強みを深ぼっていくこと。

それをやらないと自分のことだから漠然とわかっているつもりでも、強みだと思っていたことが意外と周りと変わらない、普通のことだったということがわかりません。

例えば仕事をめっちゃ頑張ってる人がいて、彼は毎日8時間働いています。そこで頑張ってると言われても周りの正社員もみんな同じことをやってるからあんまり響かない。

一方で休日や仕事が終わった後に本を読んだり勉強したりすることが、プラスで頑張ってるということだと思います。

でも習慣化されてくるとそれが頑張ってることなのかわからなくなってしまいます。そういうわからなくなるところを客観視する場が自己分析なんです。

その訓練を学生のうちにやっておかないと社会人になったらやる機会がなくて、社会人は当たり前に持っていることが前提になります。

その練習をいろんな大人を使ってやっていくしかないと思いますね。

その大人は自己分析をちゃんとやってる人、例えば高校の先生や大学の先輩、親戚のおじさんとかでもいいと思います。

あとはインプット(業界分析)。業界分析は興味あるところからでいいと思います。

自分のやりたいことを見つけた上で内定をもらったところしか働けないから。


上原:貴重なお話をありがとうございました!

西:こちらこそ!僕も応援してますね!

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左:投稿主 右:西さん

今回、二人目のインタビューでしたが、前回の有村さんと共通していたことが

「とにかく身の回りのことから挑戦してみる、地域の大人とかかわる」


ことでした。インプットも大切ですが動いて学ぶことが何よりも大切なんですね。


この記事を見ているあなたの一歩目を踏み出すきっかけになってもらえたら幸いです。

また次回三歩目でお会いしましょう。ではっ!

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