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ばとんぱす。-新屋祐一さん-

校庭で鬼ごっこをしていたら
教室から友達がたくさん出てきて、
いつのまにかすごい大人数の鬼ごっこが始まった。

図書室でお気に入りの本を読んでいたら
「何の本読んでるの?」と尋ねられ、
一緒にそのシリーズ作品を追うように読み始めた。

「楽しそう」な人の周りには「楽しくなりたい」人が集まる。
そして新しい「楽しそう」が生まれ、またそこに人が集まる。
そうやって少しづつ、でも確かにちゃんと繋がりが拡がっていく。

【楽しそうな人で溢れる社会をつくる】

私たちはこんなビジョンを掲げているけど、
ここ鹿児島には今でも「楽しそうな人」がいっぱい居て。
そんな人たちのことをもっともっと知りたい、知って欲しい。

でも私だけ話を聞くのはもったいないから
みなさんにも「楽しそう」のおすそわけ。

ふるかわりささんから繋げられたバトン。
第2弾は出水のイケメン棟梁のご登場です!
(本当にかっこよかった~~!!)

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新屋祐一さん

PROFILE

鹿児島県出水市生まれ。
株式会社新屋建築の代表取締役。

現在は、
・建築業のSTYLE HOUSE
・DIYなどライフスタイルの在り方を提案するGOOD LIFE MAKER8
・駅前のトライアル飲食店8KITCHENの運営
など、様々な分野で活躍されている。


HISTORY

高校卒業後、大阪の飲食店に勤務。
帰省中に訪れた建築現場に魅せられ父親に修行入り。
独学で建築士の資格を取る。
二代目棟梁を引き継ぎ、株式会社新屋建築代表取締役となる。
昨年9月にGOOD LIFE MAKER8をオープン。


プロローグ

_なぜ飲食から建築に?

お盆休み、親戚の上棟式の手伝いに呼ばれ、一緒にお餅を撒いた時にこれはすごくいい仕事だと感動。自分の建てた建物が何十年も街に残ったり、お金をいただいている立場なのにお客さんから「ありがとう」と感謝される仕事の素晴らしさに気づき、すぐに飲食店を辞職。母親からの反対を受けながらも父親に弟子入りして現場で修業を始める。寝る間を惜しんで1か月間自分を追い込み、独学で建築士の資格を取得した。

_GOOD LIFE MAKER8、なかでも8KITCHENを始めたきっかけは?

地元の人たちの交通手段はほぼ車なため、駅前という、本来であれば賑わっているべき場所にお店が少なく、通行人もほとんどいない。ツルや武家の街を推しているものの、新幹線で訪れた観光客に対して街歩きのアプローチが薄いことから「出水は何もない街」というイメージがついてしまうことが嫌だったという。空き家問題も深刻で、街の人たちにリノベーションを広げるために、駅前に戦前からあったものの約40年以上閉じられていた旅館の建物を借りて実際にリノベーション。新屋建築の事務所兼ショールームを開く。駅前の旧商店街に人通りをつくるために、飲食店を始めたい人にトライアルをしてもらい、お客さんが付いたら同じエリアに出店してもらうことを狙って8KITCHENを始めた。現在1店舗が新しくオープンに向けて空き家をセルフリノベーション中である。

(△出水駅前にあるGOOD LIFE MAKER 8。とってもおしゃれ!!)


以下、

聞き手:おうみ(お)

話し手:新屋さん(し)

とする。


Q1_楽しいと思うこと。

お:まずは、新屋さんが楽しいな~と思うことを聞かせてください。

し:うーん、たくさんあるけどやっぱり1番は8KITCHENに来たお客さんの笑顔とか、テンションが上がっている様子を見るのがめちゃくちゃ楽しいし、嬉しいですね。

お:ここでは入口のすぐ隣が新屋さんのデスクなんですね、特等席!

し:あとは、始めたいと思っていて迷ってる人、踏み出せない人に対して、自分は行動を起こしている立場としてアドバイスできる。それも楽しい。8KITCHENのメニュー開発も関わっているから試食も楽しいよね、おかげで太っちゃったけど(笑)毎週ではないけれど土曜日は街の人達がグッドライフに繋がるコンテンツ。という縛りでWSや「pop-up store」もやっていて、人気のイベントだと行列が出来るほど盛り上がるんだよね。1日で113名が来店してくれたことも!

お:やりたいことがある人を応援したいという想いがあるんですね。

し:そうそう!まさにそういう場だよね。やりたいけど場所がないっていう人のために、というか。「楽しいと思うこと?やりなよやりなよ!」って言っちゃいますね。

(△取材日に営業されていたのは「Ren Cafe」の松山さん。)
メニューがどれも絶品でした~!特にカルボナーラ!!!美味!!

お:出水を盛り上げたいという想いはやはり地元だからですか?

し:やっぱり来て欲しい。1回来て欲しいんだよね。だから8KITCHENがそのきっかけとなってくれたらなって。よそからくる友達に紹介してもらえるお店になればいいなって思う。


Q2_楽しく生きるためのmyルール

お:新屋さんの楽しく生きるためのmyルールは何でしょう。

し:やっぱり機嫌の悪い大人とかいるじゃん(笑)ぶすっとしてて怒鳴り散らすとか一番嫌いなんだよね。機嫌よく居ることが大人としての最低限のマナー。僕はそう思うな。だから機嫌よく居ることをいつも心掛けているかも。

お:(前回の)りささんも同じこと言ってました!(笑)

し:あとこれはチャップリンの言葉で、『imagination means nothing without doing.』。お店の壁にも書いてるんだけどね。「想像したこと、考えたこと、思いついたことは、行動しなければそれは考えてないことと一緒だよ。実践が伴わない妄想は何の価値もない。だからどんどんやれ。」っていうメッセージを掲げていて、学生たちの目に止まればいいなって。思いついたらまずはやってみなよ、できない理由を見つける前にとりあえずやっちゃって、課題が見えたらそこで舵を切ればいいし。蛇行しながらでもゴールに1メートルでも近づいたらいいじゃん。だからやってみなよって。

お:それは昔からですか?

し:いやいや!僕はリノベーションスクールに行ってからですかね。

お:誰かに影響を受けたんですか?

し:やっぱりユニットマスターたちかな。その時、僕は受講生だったけど、今ではユニットマスターの人たちと一緒に取り組ませていただくことが多くて。やっぱできる人たちって行動派だよね、ここにも何人も来てくれてるよ。

(△きっと新屋さん自身が行動派。だからこそ心に響く言葉たちでした。)


Q3_大切にしていること。

お:新屋さんが毎日暮らす中で大切にしていることは?

し:まずは自分が楽しむことかな。

お:それにはどういう意味があるんですか?

し:誰かを笑顔にしたいな、街を元気にしたいなって思っているから、やっぱり自分が楽しそうにしてないと。だから自分が率先して楽しんで見せるっていうのがモットーだよね。現場でもお客さんに提案する時はワクワクしてもらいたいたいし、そのためには自分がこの建物はいい、きっと楽しいって思っていたい。

(△新屋さんの話が面白くてインタビュー中ずっと笑顔でした!)


Q4_夢のこと。

お:最後に新屋さんの夢って何かありますか?

し:僕はこの建物の前の通り、旧駅前通りを『8号線』と名付けようと思っていて。ルート8でもいいなって思ったんだけど田舎なんで8号線(笑)ここの空き家を減らして賑わいをつくることですね。それが僕の目標!

お:そういえばすごく今更ですがどうして「8」?

し:1週間は7日間なので7人の出店者を集めようと思っていて、僕を合わせて「8」。漢字だと末広がりの「八」で縁起がいいし、横にするとインフィニティの「∞」だし。数字を一つのアイコンにしたかったんだよね。数字だと子供からおばあちゃんまで覚えてくれる。英語とか読めないじゃん。「あ、駅前の8ね!」って誰しもが親しみやすい、印象に残りやすいかなって思いますね。

お:私もFacebookで写真を見ていたのですごく印象に残ってました~!

し:だよねだよね。そうなっていってもらいたいな。

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あとがき

(△インタビュー終了後、新屋さんと写真撮ってもらいました!)

新屋さん、取材ありがとうございました~!

誰かのやりたいことをすぐに叶えることのできる場所
はじめて訪れた出水にあるGOOD LIFE MAKER 8の印象はそんな感じ。
それもきっと新屋さんがこれまでもやりたいという気持ちが消えないうちにたくさん行動を起こしてきたからなんだろうな。

はたおりの目指すものと通じる想いを感じることが出来てなんだかワクワク。

お次は出水自動車教習所の松島さんです。
出水繋がり!しんやさん繋がり!(苗字が新屋さんと名前が晋也さん)
更新予定は8月です。お楽しみに~!!

書いたひと:てらだおうみ

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