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ito~有馬綾音~
6月21日。今夜は金曜日。
ゆるっと始まるはたおりの夜。
今夜も楽しいゲストとわいわいおしゃべり。
とっても楽しい夜だったから、
特別にあなたにも教えてあげるね。
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GUEST
私の大好きなあーね先輩こと、有馬綾音さん。
プロローグ
鹿児島県の屋久島生まれ、屋久島育ち。
鹿児島国際大学福祉社会学部児童学科4年。
ハッシュタグ #やってみたい症候群
世界遺産の島、屋久島で経験してきた「山ん学校」のこと、
屋久島町高校生ボランティアクラブ「ぽんだま」のこと、
そして鹿児島国際大学よさこい部「創生児」のことなど、
盛りだくさんにお話ししてくれました!
実は綾音さんはてらだの高校の先輩であります!よくありがちな「一番尊敬する人は?」という質問には「あーね先輩です!」と答え続けるくらい大好きです。※今回の記事は重すぎる愛に注意です。
むっちゃめっちゃかっこいい綾音先輩のお話。
是非、元気のおすそわけ貰っちゃってくださいな!!
_屋久島のこと。
「まあ屋久島って自然しかないんだけどね(笑)」
なんて照れ笑って話し始めた綾音さん。
小さい頃から色んなことに興味津々だったので、サッカー・金管バンド・習字などたくさんの習い事をやっていたんだそう。(そういえば、私が綾音先輩と初めて出会ったのは屋久島町のスポーツクラブだったような!)
綾音さんに大きく影響を与えた出来事のひとつが、小学生の頃に経験した「山ん学校」。「自然で遊び、自然を食べる。」をテーマに、自然の中で様々な体験ができる合宿で、一人一本ずつ配られる小刀(ヒゴノカミ)で木の枝で自分のお箸を作ることから始まるんだそう。河原の石を積み上げて作ったかまどに巻きをくべて火を起こし、飯ごうで炊いたお米を食べる。海水から塩を作る。椿の実から椿油を搾り取る。ハチの巣から蜂蜜をとり、川では大ウナギを捕まえる。そんな自然の魅力を感じた体験の中でも、鶏を自分たちでと殺し、調理して食べた最後の夜のことはよく覚えていると話してくれました。生きたまま殺める行為は小学生にとってはとても怖くてみんな震えてしまうんだとか。でも怖がって中途半端な勢いでしてしまうと鶏はもっと苦しんで暴れてしまうので勇気を振り絞って首を切り落として血を抜くそうです。自然や食べ物へのありがたみ、生命の尊さを学ぶ貴重な経験になったといいます。
綾音さんは高校時代、屋久島町高校生ボランティアクラブ「ぽんだま」に所属していました。地域行事の運営のお手伝いや、屋久島で開催される音楽イベント「やくしま森まつり」のスタッフやグッズデザインなどを手掛けている団体です。他にも、屋久島町の未就学児、小学生、中学生を対象とした自主イベントの「わんぱくフェスタ」も高校生が自ら企画し、運営をします。このように高校生の頃から島外の観光客やアーティストの方との交流が多かったことで外から見た屋久島という視点を持つことが出来たんだそう。
(△綾音さんが代表を務めた当時の屋久島町高校生ボランティアクラブ「ぽんだま」のみなさん)
しかし、今考えると「もっと積極的に活動することも出来たんじゃないか?」という後悔もあるんだとか。そう思うきっかけとなったのが鹿児島市のジュニアリーダークラブ「コアラ」の研修に参加したこと。他校の生徒が自分たちで地域を盛り上げようとしている姿がとても素敵だと感じた綾音さんは「高校生にももっとできることはたくさんあるんだ!」と感動し、他の地域の学生との繋がりも生まれたことがいい経験になったと話してくれました。
_よさこいのこと。
そんな屋久島での経験を経て、鹿児島国際大学に進学した綾音さんはよさこいと出会います。そもそも、鹿児島国際大学に進学すると決めた時から当時のよさこい同好会「創生児」に入ることは決めていたんだそう。YouTubeでよさこいの動画に一目惚れし、創生児に入ることをモチベーションに受験勉強を頑張っていたんだとか。入学式の次の日には入部するという気合の入りっぷり(笑)綾音さんが惹かれた一番の魅力は踊っている全員の本気の表情。中高生の頃は全力になることがどこか恥ずかしいと思ってしまうことがある。その感覚をひっくり返してしまうほど、今では全力で楽しむことの魅力にハマってしまったらしい。「全力じゃないほうが恥ずかしい」という名言も残してくれましたよ!(かっこよすぎ~!!!)
(△綾音さんのFacebookより。演舞中の一枚。)
よさこいは「鳴子」を使った色んなジャンルのダンスが融合したものだと綾音さんは教えてくれました。# やってみたい症候群である綾音さん。踊りだけでなく、大きな旗を振る役に挑戦したこともあったそうです。「創生児」のメンバーは70人ほど。綾音さんはその9代目代表を務めました。演舞の披露はお祭りだけでなく老人ホームや介護施設での行事など様々で、時には鹿児島を飛び出し、九州各地や山口、神戸、離島のお祭りにも出場することもあるんだとか!よさこいのお祭りは一か所で踊り続けるのではなく、数か所を転々と踊り回るそうで、街全体を盛り上げていけることが楽しいんだと綾音さんは言います。「周りで見てくれていたおじいちゃんおばあちゃんが創生児の『おやっとさあポーズ』を一緒にしてくれるんです。その瞬間がとすっごく嬉しくって!」そんなほっこりエピソードも教えてもらいました。地域や世代を超えて繋がれるよさこいの魅力がひしひしと伝わってきます。(今回の集合写真はその『おやっとさあポーズ』です!)
(△綾音さんのTwitterより。)
よさこいはチームによって踊りや音楽のこだわり方が違ってくるんだそうです。鹿児島国際大学よさこい部「創生児」でも、毎年踊る曲の歌詞から、衣装のデザイン、振り付けまで全て自分たちのこだわりを持って作っているんだとか。(作曲と振り付けはプロに方にお願いするそうです。)
現在は「創生児」を後輩に引き継ぎ、社会人チーム「かごしま新世界」に加入した綾音さん。よりエンターテインメント性の強い、お客さんを全力で楽しませに行くコンセプトで新しいよさこいの楽しみ方を感じていると話してくれました。
あとがき。
「全然泣かない性格だったんですけど、よさこいを始めてから全力過ぎて、好きすぎて、よく泣いちゃうようになりました(笑)」
いつもかっこよくて憧れだった綾音先輩からの意外な言葉にちょっぴり驚きました。でもお話を聞いていたら当たり前のように納得。こんなにも愛を持って全力で取り組めることを見つけた綾音先輩の大学生活はキラキラしているんです。
まるで「楽しい」を体現し続ける先輩の笑顔に今夜もほれぼれしてしまうのでした。
書いたひと:てらだおうみ
はたおりのことについては下記のFacebookページをご覧ください。
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