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ito~じょん~

5月31日。

ゆるっと始まるはたおりの夜。

今夜も楽しいゲストとわいわいおしゃべり。

とっても楽しい夜だったから、
特別にあなたにも教えてあげるね。

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GUEST

じょんさんこと山下真央さん


プロローグ

鹿児島県日置市伊集院土橋出身。苺農家に生まれる。
鹿児島国際大学卒業後、株式会社下堂園で働き始める。
『hakana』として写真活動はSNSでの発信や写真展の開催。
地元では週に1回限定で『土橋喫茶店』を開いている。

今回お話ししてくれたのは「仕事」「写真」「地域」のお話。

下堂園でどんなの仕事をしているのか。
どうしてカメラを始めたのか。
地域での活動って何をしてるの?

たくさんお話ししてくれました。


_お仕事のはなし。

株式会社マチトビラのインターン事業で株式会社下堂園と出会い、1.5か月間ボトリング事業に関わる。そこで出会った副社長がとても面白く、【お茶の新たな価値観の創造】をコンセプトとした店舗「下堂薗茶舗」でアルバイトも始める。

大学4年、農家になることを両親に相談し反対されるが、「スーツを持っていない。」という理由で就活をせず、大学卒業後も「下堂薗茶舗」で働く。

『夜もお茶を楽しんでほしい!』と「夜茶舗」を始める。(バーカウンターでお茶を楽しむ機会なんて…かっこいい!)

じょんさんが仕事で大切にしていることは、
仕事ひとつひとつ、誰を幸せにしているのかを考えること。

仕事はいつだってトライ&エラー。でも自分が楽しいと思わない仕事はしないようにしているんだそう。自由でやりたいことに何でも挑戦できる会社だからこそこんなにも楽しく働けると嬉しそうに話していた。

(△夜茶舗に参加経験ありのちびゆぅより。)


_写真のはなし。

自分は絶対に写真部に入るんだ!と意気込んでいたものの、たったの2か月で辞めてしまった理由は『デジカメを持っていなかったから。

大学1年で訪れた東日本大震災の被災地を記録をするために一眼レフカメラを購入。はじめは操作が難しく、「他の人よりちょっと好き」レベルでカメラと関わる。

カメラ好きな人達のコミュニティ『鹿児島カメラサークルゆるり』を立ち上げる。活動内容はTwitterで撮影会の参加を募り、月に1回みんなで集っているんだそう。

ゆるりについて話すじょんさんの言葉で印象的だったのは「写真も好き、カメラも好き、カメラを持ってる人が好き」というもの。カメラを通して相手としっかり向き合っているのがよくわかる。

SNSで簡単に繋がれるこの時代に、もはやサークルという拠点は必要ないのではないかと考え、ゆるりの規模を縮小。新しくkinenという団体を立ち上げ写真展などの開催を始める。(所属はじょんさん一人だけ。)「アートでアクションを起こす。アートとその人を繋げる活動をしたい。」と話してくれた。

同時に、hakanaという名前で自分自身の作品をInstagramなどで発信することも最近始めている。主に花を撮っているじょんさんに参加者から「なぜ被写体の顔を写さないんですか。」という質問が飛んだ。その答えとして『自分が顔を写されるのは苦手だから、自分のしたくないことを相手に強要することはしたくない。』と話してくれた。(じょんさんのInstagramが気になる方はこちら。)

じょんさんが写真で大切にしていることは、
自分と写真で世界をどう変えられるのかということ。

誰かの笑顔をどれだけ生めるか。そう話すじょんさんの笑顔が一番楽しそうで。ほら、この写真からも温かさが伝わってくるでしょう。

写真についてのこれからの夢も語ってくれました。

県外で写真展をやりたい。
写真でもっと鹿児島を盛り上げたいから、自分が作品と一緒に外へ出ることで鹿児島を知ってもらい来てもらう。外と繋がることで活動の幅を狭めないようにもしたいんだそう。(趣味の域をもはや超えている…!)


_地域のはなし。

大学在学中に三島村の竹島を訪れ、地域住民の「地元がなくなるのは寂しい。」「帰ってくる場所を残したい。」という意見に共感。この頃から自分の地元についても考え始める。

地元の公民館に何かできることはないかと直談判。「夏祭りで屋台をやって欲しい。」「地域のホームページを作って欲しい。」などなど声をかけてもらえるようになり、地元の体育館を使ってスポーツイベントも開催した。

地元がなくなってしまうことを防ぐには
まずは地元のことを知ってもらう必要がある。

じょんさんが活動する理由はそこにあった。

毎週水曜日の午前中。地元のおじいさんおばあさんが必ず集まる場所があり、そこを生かせるチャンスだと思ったじょんさん。カフェで働いていた経験を活かし、土橋喫茶店を始める。(もちろん下堂園のお茶も一緒に。)

小さな地元では連絡を取り合うよりも直接会って言葉を交わした方がうんと早く話が進む。地元の人を幸せにするために。地元のことをもっと知ってもらうために。この活動にはそんな想いが込められている。

じょんさんが地域で大切にしていることは、
帰る場所をつくること。

東日本大震災の被災者の方から聞いた「目の前で起きたことは他人事じゃなくなる」という言葉が忘れられなかったじょんさん。これからも自分の地元について考える機会を作っていきたいと語る。

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あとがき

ふわふわしているようでしっかりとした芯がちゃんと見える。
話を聞き終えた印象はそんな感じ。

(△左がじょんさん。右はなおぴ―。眼鏡がそっくり。)

じょんさんの笑顔から生まれる場の和やかさと聞き手の表情から読み取れるワクワクとした気持ちがなんだか心地よかった。そんな夜でした。


書いたひと:てらだおうみ


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