
ラピートに飛び乗って



大阪のホテルで朝から優雅にグラスにお茶を注いで、粒もちピーナッツを食べていた。柿ピーじゃなくて粒ピーだ。
ホテルをチェックアウトして電車に乗ってお昼ごはんを検索していると、向かいのホームにかっこいい電車が到着した。
窓のデザインも数字のフォントも塗装も洗練されている。動き出した車体には「rapi:t」と書いてある。電車好きな子どもの親ならだいたい知っているであろうラピートとすぐにわかった。
ああ、これがあのラピートか。電車の絵本にたくさんでてきたし、息子がちいさい頃の会話にもたくさん出てきたぞ。
このまま銀河を航行できそうなデザインだ。かっこいい、乗ってみたい。








カメラバッグとパソコンをコインロッカーにいれて、スーツケースはコンビニで自宅に発送した。身軽にして難波駅で高菜チャーシューそばとタコのはいったご飯を食べてラピートに飛び乗って関空に向かった。
乗ってみたいと思ったらすぐに乗ってみるのがいいんだよね。大人なんだから。食べたいと思ったものは食べた方がいいし、見たいものは見た方がいい。会いたい人には会った方がいい。そうやってどんどん経験を積んだ方がいい、大人も子どもも。
やりたいことをすぐにやる人と、やりたいことをしない人がいる。やりたいことをやる人は理由をつけてやるけど、やりたいことをしない人は理由をつけてしないんだよね。









シートがヒョウ柄で大阪っぽい。こういうユーモアもいいよなぁ。仕事がらいろんな地域に行くけど、訪れた地域でなるべくやってることが車の運転と電車に乗ることだ。
知らない街を運転することも、車窓から景色を眺めることもたのしい。運転マナーと乗車マナーで地域性もわかっておもしろい。
海の見える大きな公園で途中下車した。喫茶店で冷コーを飲んで、橋の下でぼーっと景色を眺めてた。コロナ禍で確信したけど、このムダがいいんだよね。








関空からこのまま飛行機で羽田に帰ろうかと思ったけど、コインロッカーに機材とパソコンがあることを思い出して引き返した。
新大阪駅で妻にりくろーおじさんのチーズケーキを買った。息子にはたこ焼き味のじゃがりこ。
「おとうさんラピート乗っちゃった」と息子に自慢しながらチーズケーキを一緒に食べた。美味しかった。次はあそぼーいに乗りたい。
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