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漢字で書けない・書かない言葉その3『つながる』
メディア(新聞など)では漢字で書かない言葉として、「すごい」「ひどい」を紹介しました。
「漢字で書いてはいけない」と決まっているわけではなく、「大手メディアとしては常用漢字に準拠することになっているので、常用漢字表にない読み方(表外訓)は使わない」というルールに従っているわけです。
メディアではたくさんの人が働いていて、文章を書くわけで、なんらかのルールがないと、表記がバラバラになってしまう、という事情です。
で、「漢字で書かない・書けない言葉」の3回目は「つながる」です。
端末(スマホやパソコン)で「つながる」と入力すれば「繋がる」と出ると思います。
しかし「繋」は常用漢字に含まれていません。
「凄」「酷」の場合は、常用漢字ではあるものの「すご(い)」「ひど(い)」という読み方が表外訓。
「セイ」「コク」という読みはOKでした。
しかし、「繋」は「ケイ」としても常用漢字外です。
(このため「繋留」という言葉は「係留」と表記します。)
「つながる」くらい漢字で書きたいという気持ちも理解できますし、今後の常用漢字見直しの際は、候補にはいってくるかもしれません。