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『バイト敬語』?『バイト丁寧語』?…実は政治家起源?

先日、旅行中にちょっとだけ高級な和食店に入りました。
料理はおいしくて、従業員の接客も丁寧でした。
ただ、ちょっとだけ気になったのが若い男性従業員の言葉遣い。

(画像はイメージです)

料理の説明をするとき、私の感覚では「〜います」と言うであろうところを「〜ございます」と言うんです。
例えば「こちらの料理は地元で採れた食材を使っています」というところを「〜地元で採れた食材を使ってございます」といった具合。
(若いスタッフだったので、新入社員かアルバイトではないかと思いましたが、確認したわけではありません。)
皆さんはどう感じますか?

少し前「バイト敬語」という(主に若者の)言葉遣いが話題になりました。
例えば「会計で金銭を受け取る際、『○円お預かりします』ではなく『○円からお預かりします』と言う」とか、注文されたメニューをテーブルに持ってきた際に「『こちら○○セットになります」と言う」などの例です。
「コンビニやファミリーレストランなどのアルバイトがよく使う」ということで「バイト敬語」などと呼ばれるわけです。

これから考えると「地元で採れた食材を使ってございます」というのは、『バイト丁寧語』なのかもしれない、と思いました。

でも、こうした変な『ございます』は、実は政治家や官僚がよく使っているのを思い出しました。
あるサイトにはこんな文章が載っています。

「政治家、官僚が使う『ございます』が耳障りです。『思ってございます』『考えてございます』と何でも語尾につけるのは日本語的にも間違っていると思うのですが?」
https://jp.quora.com/seijika-kanryou-ga-tsukau-go-za-i-masu-ga-mimizawari-desu-omoi-tte-go-za-i-masu-kangae-te-go-za-i-masu-to-nande-mo-gobi-nitsukeru-no-ha-nihongo-teki-ni-mo-kan-i-tte-iru-to-omou-no-desuga

まったく同感です。
そうすると、「バイト丁寧語」だと思ったのは、政治家や官僚の言葉遣いを真似したものかもしれません。
政治家は言葉を大事にしてほしいものです。

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