「にひゃくさんじゅうご」か「にーさんご」か
以前、東京オンリンピックに際して「2020」をなんと読むかというnoteを投稿しました。
「2020」という数字は、普通に数を数えるときは「にせんにじゅう」ですよね。
でもオリンピックに際しては「にーぜろにーぜろ」と言ってました。
(「にーまるにーまる」もあり得たでしょう。)
このように、数字の呼び方は結構難しいんです。
で、この投稿の本題は鉄道車両の形式名の数字をどう読むかです。
国鉄の電車の形式は、戦前から戦後にかけてのいわゆる旧性能電車の場合、72系とか80系などがあって、それぞれ「ななじゅうにけい」「はちじっけい」と呼ぶのが大勢でした。
ついでに蒸気機関車の場合、D51は「でぃー・ごじゅういち」ですね。
昭和30年代前半(1950年代後半)に101系(通勤型)や151系(特急型)などの新しい電車と命名法が出てきて、「ひゃくいっけい」「ひゃくごじゅういっけい」と呼ぶのが普通でした。
いずれも「位取り」(「じゅう」「ひゃく」など)を入れて読んでます。
ところが、最近登場した車両、例えばJR東日本のE235系の場合、「いー・にーさんごけい」と読む人が多いようです。
「東日本」を意味する「E」が付いた上に数が大きくなってきて「にひゃくさんじゅうご」よりも「にーさんご」の方が簡単で言いやすいからだろうと思います。
JRの広報担当者も「いー・にーさんごけい」と言っているのだとか。
でも、位取りを入れるか入れないかの基準・分かれ目が分からないし、人によってまちまちなのは困るなあ、というのが正直なところ。
まあ、職業病なんでしょうけど…。