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所感10個

 日記を日付でしばるのがいやになってきた。最近思ったことを脈絡なく書きつづる。雑記。所感のいくつか。以下は今日の始まり。

 あまり調子が良くない週、rapeされる夢を見た。朝、目が醒めて、それに気付いたけど、内容はありがたいことに全く思い出せなかった。傷ついたことしか分からなかった。どこに、どんな傷がついたのかは分からない。

 人の、表情が陰る瞬間が好き。そのときだけ、私はひとりじゃないと思う。私はあなたと同じ音を聞くことはできないが、別の人間として同じ影に入ることはできる。なるべく不謹慎なのは自覚している。

 ニンゲンは大抵の場合、自分勝手だし、ほとんどはエゴだから、あまりに独りよがりな心情を読むと安心する。けれど、近くにあると当然だがNIMBYみたいな気もちになる。隣の、そのまた隣くらいの芝がいい。

 加湿機買ったのに、死ぬほど結露しやがるので1日1時聞ぐらいしかまわしちゃダメなのかなって思う。

人を好きって何だろうって思う。心地の良い場所にいすぎると分からなくなる。寒い日のカイロと同じようなものだ。

 仕方ない。しょうがない。これを言われるのが死ぬほど嫌いだ。うるさい。可能性を消すな。それから、私の感情を、辛さを、悲しさを、当然のものとして、あるべくしてあるものみたいに言うな。今すぐどうしようもないことなんて分かってるんだから、せめてもう少し現実的じゃないことを言ってくれよ。私を現実に置いてくな。

 救いようのない人とか、完全懲悪なんてないと思いたいし信じてるけど、どうしようもないわ、この人。って思うときがある。すごく怖い。何も諦めたくないのに。

 かわいげ、とかいう手段と方法が確立された道具、使っている自分が小賢しくて嫌いなときがある。悲しいのは、 あるていどベースがないとこんなものは使えないってことで、助けが必常な人はかわいげなんてもちあわせてない。かわいいから助けるのは傲慢だと、いつも自分に言い聞かせている。どんな風に苦しいのか、が一番大事なことだと思っている。教授がくれた言葉だ。

 パン屋で、5つもパンを買ったのだけど、また明日そのことを上司に話そうと思って笑みがこぼれた。パンを買いに行ったのはおいしいものを食べるって代理と約束したから。言葉が生きている。約束とか、その中で交わされる自分宛の感情だけが本物で、だからこのパンが美味しくなかったとしてもそれはちっとも重要じゃない。

 席に座って、想像と違う味のケーキを食べながら、隣のやけに近いテーブルに座るカップルが酒薔薇聖斗の話をしているのが耳に入って、気もちがざわつき始め、頭がおかしくなりそうな、音楽でかき消そうとイヤホンをしなくてはと思った。奥のテーブルの幼い子どもがフロア全体に渡る大きな声で泣き始めて、無性に安心した。極めて個人的な空間に伴ば強制的に入れられたことに、操作性の低さを感じて、心地良いというか、自分の知った通りにはならないのが現実だと分かって良かった。ラプラスの悪魔などいない。この世には私の予測できないことであふれ、私ではない人間が沢山生きている。

✳︎上記は日記に手書きした文を起こしたものです。

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