塩田康一鹿児島県知事、「清流会」主催の記者会見には応じず
広報課から「対応しかねる」との回答
8月14日(金)、鹿児島県広報課の水溜義仁氏と電話で話しました。結論から言うと、私たち「清流会」(現在15名)が8月28日の開催を求めてきた塩田康一県知事の記者会見には応じられないとの回答でした。
以下、水溜氏とのやり取りです。
【2020年8月14日午前10時~
鹿児島県PR・観光戦略部 広報課 報道企画係 主幹 兼 報道企画係長の水溜義仁(みずたまりよしひと)氏】
●畠山:昨日、留守番電話にメッセージをいただきました。
◎水溜:「お願い」についての回答でした。
鹿児島県知事の記者会見は青潮会が主催して、原則月1回を目安に定例会しているところなんですけれども、清流会さん含め、他の団体さんの主催する記者会見に対応するというのは今のところ考えていない状況になります。
回答としては対応しかねるという回答になろうかと思います。ただ、知事にもうかがったところなんですが、フリーランスの方々を取材機会から排除するということは一切考えていないということです。申し入れがあれば、こないだの就任会見の後に囲み取材に対応させていただきましたが、調整がつけばあのような形での対応を、個別の取材対応というんですかね、にさせていただければというところでした。
そこで一つお願いというのが、囲み取材を受けるにしても、誰でもというのは難しいので、そこは県としても県政情報を発信していただくという前提で取材に対応させていただくので、畠山さんはじめ、発信していただけるような記者の方というのはできれば担保していただきたいというような思いはあるようでございました。
以上、回答ということでございました。
こないだ頂いたお願い文書の中に、8月28日という日にちが入っていたんですけれども、補足といたしまして、先日交渉されてご存知かもしれませんが、27日、28日にかけて臨時議会が開催されることになりまして、知事の日程は難しいということになります。補足ですが。申し訳ございませんが。
●畠山:21日の会見も条件は変わっていませんよね。
◎水溜:21日は青潮会の主催で、規約がございますので。畠山さんが知事に就任会見でご質問いただいて回答があったかと思うんです。一定のルールがあるのであればそれに沿ってご参加いただければと。いうことかなあと。今のところ、青潮会の方で規約を改正したとかいう話は聞いておりませんので。また、今日ちょっと、1週間前が今日だったものですから、ちょっと、昨日しつこく電話して申し訳ありませんでした。
以上、ご回答でございました。
●畠山:青潮会以外の団体の会見に対応する考えはない?
◎水溜:今のところないですね。
●畠山:その理由は?
◎水溜:青潮会に、知事の公務の状況というのもあるんですが、なかなか日程をたくさん取るというのは難しいところがございまして。
知事の記者会見というのはパブリシティ効果というか、記者の皆さんとの質疑を通して、県民の皆さんに情報提供といいますか、県政全般の質疑のやり取りを情報提供したいというのが主な目的でして。
その効果が一番高いのはどこかということでこれまでも青潮会の要請を受けているということになっていますので、そこはどこの県も同じかと思うんですが。そういった効果を期待というか。一番大きいだろうということでの対応というのもありましてですね。
なかなか、清流会さんだからお断りということではなくて、他のところを受けだすと、なかなか日程これ結構時間がかかるものですから、月一回でも。なかなかそこは今の所考えていないというのが正直なところですね。
九州各県でも、まだ調べていないですけれども、もしそういう動きが、複数の記者クラブというか団体さんの主催する会見などを開いているとか、そういったものも今後は調べていかなければいけないのかなと思っているんですけれども。今のところ鹿児島県としてはそういう取り扱いかなと、いうところでございました。
●畠山:これはもう青潮会さんに申し入れをして、もう少し開いてくれということを言うしかないのですかねえ。
◎水溜:そこらへんの知事の、こないだの就任会見でも畠山さんには質疑の中で、「ルールでちょっとあれであれば、協議をされて」というような回答(塩田知事)というか、されていたと思うんですが。そこになるのかなあという感じはしますね。
●今回、清流会の方でやろうと思ったのは、幅広い記者が出ても混乱は起きないんだよというのを一度やってみて、それで青潮会のほうもオープンにしませんかということができたらと思っていたんです。
◎水溜:ちょっとまあ、なかなかそこらへんは。畠山さんとか、たとえば寺澤さんとか、実績のあるって言ったら失礼ですけれども、記者さんですよね。
ジャーナリストの方だっていうので、こちらとしても確認はできますし、なかなか誰でもどうぞというところに行くかというと、なかなかそこはちょっとどうかなあというのが、私もひっかかりがあるところで。
県としても一定の要件というか、要件とまではあれですが。どこの県もそうだと思うんですけれども、たとえば会場の広さの問題であるとか。当然、知事が出ますので、保安上といいますか、安全の確保というのもあろうと思いますし、そのへんはやっぱり県としても考えなきゃいけない部分ではあるのかなあというふうには考えておりますね。
●畠山:宮崎の知事会見は僕も出たことあるんですけれども、そんなに厳しくはなく。
◎水溜:そのへんも記者クラブの方とも県政記者クラブとも横の連携があると思うので、少しちょっと勉強というか研究して下さいというのは言ってみようかなとは思いますが。はい。
●畠山:こちら側からも青潮会さんに話してみようと。
◎水溜:今後のどうしていくのかというのはちょっとお話し合いというか。あっていいのかなと思いますので。ちなみに今回来られますか。
●畠山:21日に行こうかなと思っています。
◎水溜:お願いします。
以上
【鹿児島県知事記者会見・関連リンク】
●記者会見に「どこまで記者を入れるか」問題
(2020年7月15日掲載)
https://note.com/hatakezo/n/n851dcd60f7c9
●閉鎖的な鹿児島県知事記者会見のオープン化を求めます
(2020年7月16日掲載)
https://note.com/hatakezo/n/n4f924a95f5d6
●鹿児島県知事記者会見、一歩前進。
(2020年7月22日掲載)
https://note.com/hatakezo/n/ne85d1ab7c538
●7月12日投開票の鹿児島知事選挙をきっかけに、定例記者会見のあり方が変わった!
(2020年8月3日掲載)
https://yomitai.jp/series/election/19-hatakeyama/
清流会(2020年8月14日現在)
浅野健一/有村眞由美/小笠原淳/木野龍逸/郡司真子/古勝信次/白石草/寺澤有/橋本恵美/林克明/湊日和/三宅勝久/横田一/吉田千亜/
(事務取扱担当・回答先)畠山理仁
携帯電話:090-1539-0958 / メール:hatakezo@nifty.com
次の取材につなげたいと思います。よろしくお願いいたします。