【DMGP2024-1stの振り返り】どこまでいってもオービーしか愛せない男のGP記録
皆さんこんにちは。オービー中毒DMPのヴェールヌイと申します。今回は約1年振りのGP。しかも友人と出るチーム戦ということでかなり気合いを入れて調整しました。終わった感想としてはやはり「オービーメイカーは最強であった」ってことですねw
さて、この記事ではそんなGPでのオービーがどうだったのかを振り返りが出来ればと思っています。
1.なぜGPでオービーを持ち込んだか
GPでのオービーがどうだったのかを見る前に、そもそもなんでオービーを持ち込もうと思ったかを書いていきたいと思います。
今回のGP、実は殿堂前の時点で最初オービーを使う予定はなく、青魔導具を使う予定でした。
赤青マジックだけ割り切ればどの対面でも五分以上の戦いができ、綺麗に回れば4ターン目以降相手にターンを回すことなくフィニッシュができるこのデッキはGPの候補としては最強最適でした。これを使って優勝するぞ!!
しかし、そんな夢は儚く散ることになります…
そう、皆さんご存知の通り「神の試練」がプレミアム殿堂入りしてしまい、ループ型の青魔導具がほぼ再起不能まで追い込まれ、使う気を一気に無くしました…
それでもGPは近づいているため、ここで新たに1つのデッキに目を付けました。そのデッキの名は「青黒COMPLEX」です。
赤青マジック、黒緑アビスに有利を主張できるこのデッキ。正直受けデッキをGPという長丁場で使う気が無かったのですが、調整を進めていました。しかし、このデッキは大きな問題を抱えていました。
それは「Tier2以下のデッキに勝ちきれない」ということです。巨大天門、グラスパーループ、5c蒼龍、その他様々な有象無象デッキ…勝てないわけではないのですが、様々なデッキと当たることが予想されるGPでCOMPLEXを使う気を完全に無くしました…
そこで白羽の矢がたったのが「アナカラーオービーメイカー」でした。調整していくうちに環境デッキに軒並み勝てることが発覚し、元々有象無象のデッキには強いデッキだったので使うことを決意しました。
2.構築について
おまたせしました。では実際にGPで使ったアナオービーのリストを見ていきましょう。
はい、割と綺麗なリストになりました。
ではそれぞれのカードの採用理由を解説していきます。
言わずと知れたタップすることで全色1マナとして扱える鳥さん。実は天門相手のトドメ役としての役割もある最初から最後まで仕事が出来る最強カード。
大事な初動のため4投です。
緑メタ枠最強クラスのカード。こいつが1匹いるだけで天門、マジックなどの足を引っ張ることができます。しかも破壊されたらマナに行ってくれるので最後の死に際まで仕事をしてくれます。当然4投です。
オービーで必要なマナ起こし要因その1。条件付きとはいえ3マナ起きるのは強く、後述する応援妖精 エールとは違い天災 デドダムなどを動きに絡めることができます。さすがに強いんで4投です。
こいつに関しては説明不要でしょう。強い!4投!
これも説明不要でしょう。宇宙を生み出すカード。3ターンオービーの主犯。最強!4投!
主にアビス系に対するメタカード兼オービーのカウント手助け要因。地味なGSもこれまた強く、ゲンム下では1コス4000と1コスにしては強い打点に早変わり。枠的な関係で2投です。
極楽鳥の5枚目以降である2コスブースト枠ですが、極楽鳥は除去されたら仕事が出来ないのに対して、エスメルは出すだけでマナが増えるため極楽鳥より重宝する場面があります。また、この枠の候補として桜風妖精 ステップルというカードがありますが、ア エヌ・マクアを筆頭にマッハファイターの的になってしまい、マナが減ってしまいます。それが嫌なのでエスメルを採用しています。
あと一応後述する「みんな一緒に応援してね!」のタネにもなります。
しかし、白マナが入っており色が濁ることがあるため2投です。
サンナップの5枚目以降兼このデッキ唯一の除去系トリガー。アグロ対面だと重宝します。しかしこちらは条件はありませんがサンナップより起こせるマナの数が少なく、このデッキではあまり使わない赤マナを持っており、色が濁るケースがあるため、サンナップより採用枚数が少なめです。
貴重な3色持ちで手札補充役でかつブロッカー。欲しいカードを探せて、墓地やマナから出てきて一生働くリソース源として働いてくれます。あとは小テクとして手札に来た大樹王 ギガンディダノスを墓地に落とす役割もあります。
ブロッカーで貴重な青持ち。何より各ターン初めて埋める多色マナをアンタップできるのが強力すぎます。しかもcipでおまけの1ドロー。意外と役に立ちます。ただ流石に天災 デドダム、Disジルコンの方が強いため採用枚数は抑え目に…
現代デュエマを象徴する最強のフィニッシャー。オービーやゲンムが効かない相手などに強行突破ができ、奇襲性能が高めです。ただ黒単色なのが響いて1枚採用に…
対天門最強クラスのカード。まずバカでかいステータス。そしてcipの全ハンデス。後ろ向けなデッキは手札枯れると何も出来ないこと多いからめちゃくちゃ強いです。そしてディダノスよりパワーが小さいクリーチャーに攻撃されなくなるプレイヤー付与効果を内蔵。これをもってこいつを出されると天門側はめちゃくちゃ苦しくなります。重い召喚コストは「フシギバース」にて補完。2体目以降のオービーやゲンムを埋めれば軽コストで出すこともできます。
重すぎるため流石に1枚採用です。
来ました!おおよその環境デッキ全てに微有利以上持てる最大の要因。デカいのもそうですが1番注目するべきはやはり効果でしょう。なんと場にいる間コスト5以下のクリーチャーの能力とコスト5以下の呪文の効果を無視するという強烈なテキスト。アビスやマジックは対策してないとお陀仏ですね( ◜ᴗ◝)
流石に最強なので2枚採用しました。
このデッキの切り札。デッキの顔。
バカでかい図体に相手のクリーチャーが出ることによって起こる能力を無効にするシビルカウント。弱いわけがありません。しかもシビルカウントはクリーチャーのcipだけではなく、雷鳴の守護者 ミスト・リエスや終絶電融 パワーロビンのような他のクリーチャーが場に出ることによって発動する能力も発動します。しかも今までのオービーと違うのは、ギガンディダノスのフシギバースの餌としても機能する点です。4枚入れないとさすがにコンセプトが崩壊するので4投確定です。
3.実際の戦績
さて、ここまでデッキの中身を見てきましたが実際の対面及び戦績はどうだったのか見ていきましょう。
1戦目 白黒メカ ⭕️ チーム 2-1 ⭕️
初手にゲンム、朝までキープ。
相手はヴェネラックを出して来なかったため、4ターン目オービー、5ターン目ゲンム、6ターン目クラジャでオーバーキル。
これに関してはほぼほぼ有利対面なので言うことなし
2戦目 逆アポロ ⭕️ チーム 1-2 ❌
4ターン目ゲンム着地。返しのターンでゲンム5点。
相手のトリガーは「呪われし悪魔のミッシツ」のみでミッシツ追加分のトリガーもなく貫通。
3戦目 デイガドルマゲドン ⭕️ チーム 2-1 ⭕️
今回のGPで当たったびっくりデッキその1。
順当にオービーを立ててとこしえを添えて勝ち。
ちなみにトドメを刺すのが1ターン遅れてたらドルファディロムが着地してたらしい。危なw
4戦目 赤青マジック ⭕️ チーム 1-2 ❌
おおよそ1番当たりたくなかった対面。
2ターン目キャディから足を引っ張って4ターン目オービー。しかし同期の妖精の下面でバウンスされました…
それでも盤面には小型がリーサル+1分のクリーチャー。魂のリーサル+1通して勝ち。ヒメカット引かれなかったのデカすぎ!!
5戦目 青黒カリヤドネ ⭕️ チーム 3-0 勝ち
最速ゲンム。言うことなし。
6戦目 黒緑アビス ⭕️ チーム 2-1 ⭕️
4ターン目ゲンム。言うことなし。
7戦目 旅路Vチャロン ⭕️ チーム 3-0 ⭕️
今回のGPで当たったびっくりデッキその2。
いやなんでいるんだよ!!
最初のマナ置き1ターン目オブザ08号、2ターン目カツラデランスって見たら誰でも墓地ソって思うやんけ!そこから獄鬼夜城て…誰が予想できるねん!
まぁ当初のプラン通り先4ゲンムで勝ち。まーじでびっくりした~
8戦目 赤緑ギャラクシー ❌ チーム 0-3 ❌
キャディ+オービー立てたとこまでは良かったんだけどソンクン出されて大ピンチ。リーサル+1通さないと負けでオービー4点どついたら「みんな一緒に応援してね!」を踏んで大横転。そのまま負け。
4.プレイングのあれこれ
ここまで戦績を見てきた訳ですが、オービーを回してる人。興味を持って回そうかなぁって思ってくれた人向けに少しだけプレイングについて解説しようと思います。
まず、このデッキには勝ちパターンが3つあります。
①オービー、ディダノス+メタカードで蓋をしての どっしり戦うプラン
②早めにゲンムエンペラーを立てて即詰みまで持っていくプラン
③小型+クラジャで速攻奇襲を仕掛けるプラン
以上の3つないし3つを組み合わせ戦います。
もちろん対面のデッキ次第で最終目標地点を変えなければいけません。
例えば①のプランだったら「巨大天門」などに有効ですし、②のプランだったら「赤青マジック」や「黒緑アビス」などに有効です。③のプランは「アナカラージャオウガ」や「アナカラーDOOM」のようなオービーやゲンムにがん刺さりするメタカードが搭載されているデッキに有効です。
つまり、アナカラーオービーメイカーだけでなく、他のデッキへの理解度を高める必要があります。
そのため、色々なデッキを調べたり実際に回せる環境にあるなら対面してみたりすることをおすすめします。
細かいプレイングとしては、2コスブースト枠の優先度ですね。基本的には極楽鳥優先ですが、赤青マジック対面だとヒメカットをケアするのにエスメルを優先するケースがあります。
そしてASMラジオで捲れたクリーチャーが例えば
デドダム、ジルコン、メイデン、ディダノス、ASM
だったとして、自分の手札にはオービーが1枚もない時には対面次第でデドダム+ジルコンでリソースを伸ばすことも視野にいれたりします。
5.まとめ
最後の方はGPの振り返りってよりかはオービーの解説記事になっちゃいましたがいかがでしたでしょうか?1年振りのGPで再びオービーを使えたことが嬉しいですし、本戦には上がれませんでしたがまたオービーと共に暴れることができたことを誇りに思っています。
この記事を機に「GPやCSみたいな大会に出てみたい」や「アナオービーを使ってみたい」と少しでも思っていただけたら嬉しいです。
最後になりますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。CS等で「ヴェールヌイ」という名前を見かけた際には気軽にお声がけいただければと思います。
では最後にこの言葉で締めましょう。
「オービーメイカー最強!!」