旅の仲間あつまり編 ～言ってみると意外に現実になるもんだね

　あまり壮大なプロットを立ててしまうと途中で頓挫する気は濃厚にしているけれども、最初からこの楽しかったあつまり～計画～準備～旅の細部を省いて書こうとしても寂しくてモチベーションが上がらない。自分を懲りずに信じて、やや無謀な風呂敷を拡げてみようと思います。

　その理由の一つは言うまでもなく、残しておきたい・できたら読んでもらいたい、だって楽しかったから、という私利私欲。そしてもう一つの理由は、Twitterはじめオンラインの友人たちと旅に出てみたい、という潜在わくわくの方は結構いらっしゃるような気がしているのだ。「口に出して言ってみると意外に実現しますよ」と全力でエールをおくりつつ、そんな方々にとって、実行過程が少しでも参考になり、えいやとご友人にDMを送る一助になればとても嬉しい。命短し、というと大げさかもしれないけど、自分たちがいつまでも元気である保証はない。そして、今まさにという状況だけど、行きたい国がいつでも渡航可能なわけではない。今、一緒に旅をしたい友だちがいて、あるいはどうしても行きたいどこかがあるのなら、誰が何といおうとも旅立ってしまったらいいと、個人的には思う。

■旅の登場人物

　もう一つ大事な大事なこと、この旅が実現したのは、言うまでもなく、一緒に旅をしてくれたファビュラスなお三方のおかげです。激務にかまけて頻繁に連絡を途切れさせる私を、ギネス級に耐久度のある堪忍袋でつつみこんでくれました。そういやこの記事を書いたりお名前出していい？って確認取っていないことに気が付いたので（そういうとこやぞ）今から確認します。書いていい～～～？（※快諾をいただきました）

カレーさん（@goats_for_ac）
この旅において、全然別件でお茶をしていたときに「トルコ行かん？」と口走った私に全力で乗ってくださり、その場でガイドブックを買ってざっくり旅計画のすすめかたまで一緒に引いてくれた実行力とスパイスの精霊。大変すてきなパートナーの方がおられ、こちらのスキをついてのろけてくる。クレバーな知性の持ち主だが、いちど踏ん切りがつくとクレイジーアクセルへの踏み込みが全開。振り落とされんなよ。

（参考画像：カメラを向ける筆者をふしぎな踊りで威嚇するカレーさん、見守るキョウ子さん）

キョウ子さん（@kyoko_rf）
この旅で物欲の魔人と化していた、かわいいもので脳を溶かす名人。大変スタイリッシュかつおしゃれなお姉さんである一方、たまに剛速球の天然をかましてくる。動作のひとつひとつが高速なため、日常的に、周囲の人体や物やご自身の肉体を破損している。ついたあだ名がオデ。うっかり畑と6、7年のお友達。帽子が人類いち似合う。

（参考画像：ちょっとだけ小さかったモスク見学用のスカーフを器用に巻いた結果月光仮面になったキョウ子さん。これ顔隠し加工いる？と思わせる存在感。しばらく見ているとスタイリッシュな着こなしとして馴染んでくるのが凄いところである）

透子さん（@tgggbbb5233）
とある火山の国在住、他3名が比較的集住している中、現地別入り宿合流という荒業計画にニコニコ賛同してくれた。一日早くイスタンブール入りしただけのはずなのだが町及びホテル働き人たちへの馴染みがとんでもなく、というかこの街の人々から終始大人気だったのはこの人。大人気すぎて旅の間についたあだ名が「女帝」。畑と5日間弱、ルームメイトをしてくれました。一緒に朝日を見たり、毎朝おいしいお茶をいれてくれた優しい女帝。

(参考画像：トルコに溢れる猫族をも初対面でニャーンとさせる女帝。たぶん何か「波」が出てる)

■旅のはじまり方～旅の仲間のあつまり方

　トルコに行こうよ、と言い始めたのが初夏。実際に旅をしたのが9月頭。振り返ると、ほどよい準備期間だったな？と思う。これ以上短いと（単身ならともかく）普段生活を共にしていない4人が、それぞれのやりたいことを兼ね備えつつ、無理のない、計画しすぎない計画をすりあわせるのはちょっと難しかったかもしれない。逆にこれ以上長すぎても、予定が先過ぎて読めずに頓挫していた可能性が大。
　ともかく、元からイスタンブールに行ってみたいね、とお互いの願望にいいねするくらいのふんわりした合意はあったところから旅企画は始まった。元々はバズったツイートについた様々なリプライへの返信で心身が疲れ切った私が、比較的近所に住まうカレーさんに泣きついてお茶をしていたときに「トルコ行きたい！行くったら行くんだ」と駄々をこね、まずカレーさんが乗ってきてくれた。計画に移すならと、直近で旅の話をしていた各友人に声をかけ、一部ご都合がつかなかったりしつつ、キョウ子さんと透子さんは、業務都合も含めて、私とカレーさんが希望していた9月頃に調整ができそうということになり、旅の4人組ができあがったのでした。
　次回は旅の企画～準備編を書いていきます。