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【連載】 貴方のことを、取材してもいいですか。2組目

世の中には、いろんな活動をしている人たちがいる。
私もこれまでたくさんの人と出会ってきた。
しかし仕事内容を深掘りしたことは意外にも少ない。
そこで縁あって知り合った人たちのことを取材し、紹介していこうと思う。

カラーセラピスト(オーラライト、センセーション)& 画家 hitoさん


 人間にとって色彩は、身体面のみならず心理面とも深くつながっている。例えば赤は力強い、緑は心が和む、青は涼しげなど、色を見ると物事や感情をイメージできるだろう。そういった色の力を使いながら、相談者のメンタルケアをするのがカラーセラピーという職業だ。

 セラピーにはさまざまな手法があるが、hitoさんはアロマオイルが入った10色のカラーボトルを使った「センセーションカラーセラピー」を主に行っている。やり方はシンプルで、相談者はその日その時に気になった色を選択するだけ。コースは、上下2本ずつ3列に並べたボトルの色を視てもらう「ノーマル・バージョン(6本セレクション)」と1本ずつの「クイック・バージョン(3本セレクション)」があり、いずれも選んだ色や選ばれなかった色、その色の組み合わせから過去と現在、未来への意識を、6本の場合はさらに潜在意識などを教えてもらえる。
 「ノーマルの所要時間はだいたい1時間くらい。私はできる限り相談者さんの話を聞くようにしているの。そうすると抱えていた悩みが出てくるからね」。hitoさんがこのスタイルになったのには理由がある。

取材時はクイック・バージョン(3本セレクション)を体験。イベント時などで活躍するコースだ。

 セラピストになる以前、専業主婦として40年近く家庭を支えてきたが、その間はひたすら自分を抑えてきたと振り返る。溜まっていく愚痴を占いの場で吐露し、心を整理する日々。そのうちに同じような悩みを抱える人の話を"傾聴”する仕事に興味が湧いてきた。「そんな時に占い師の後ろに飾られたカラーボトルが不思議と目に留まって、セラピーの講座を受けに行ったのが今のはじまり。その先生からは技術の他にも精神面のアドバイスをもらって、本当に感謝しています」。晴れて修了した2023年、自分自身を築くためのセカンドライフがスタートした。

カウンセリングでは、今自分に必要なカラーを教えてもらえる。アロマの香りにはヒーリング効果も。

 今後の目標は、経験をもとにした言葉で相談者をサポートしていくこと、そしてアドバイスの幅を広げるためにカラーの世界をより勉強していくことだと意気込む。さらに、これまでは趣味だった油絵も画家として本格的に始動。セラピーの相談や作品の購入希望などはインスタなどから受け付けている。札幌市内のイベントなどでも明るいhitoさんに出会えるはずだ。

油絵は風景がメインになることが多い。小さなキャンパスはアクリル絵の具を使った作品だ。

☆今回の取材協力☆
hitoさん
Instagram:hitohaok

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