コースレートとスロープレートで難易度が分かる。
最近、確実に歳のせいでスコアが出せなくなった。私のホームコース、橋本カントリークラブは、距離が長く、おまけに上りホールが多いので、第一に飛距離を持っていないと太刀打ちできません。50前後の若かりし頃は、レギュラーティー(6,800yほど)を全く苦にしなかったけれど、今は、セカンドを200ヤードも残してしまいます。
ゴルフコースの難易度は、コースレートだけでは表せない。
昔から、コースレートの大きいコースは難易度が高いとされてきました。コースレートは、基本、距離の長さに比例すると考えてイイと思います。
私のホームコースのトーナメントで使われる西・東コースのレギュラーティーからの距離は、6,755yでコースレートは、73.2です。
このレートから算出すると、10回のラウンドアベレージが80の人は、80-73.2で、HC6.8になります。8ではないのです。逆にコースレートが70のコースの場合は、HC10になります。実際には、更に0.96を掛けるので、6.8が6.5、10が9.6になる訳です。
コースレートの低いコースでも難しいコースは、たくさんあります。
2014年、JGAが新たに導入したのが「スロープレート」。今、正式なHCは、コースレートと共に、このスロープレートを加えて算出するようになっています。まだまだ、スロープレートを取得できていないゴルフ場が多々あるようで、そのようなゴルフ場は、ゴルフ場のハンディキャップとして会員に提示しています。
スロープレートとは、どのようなモノでしょう。
先ほど書きましたが、距離が短くてもハザードなどが多数点在しているようなコース。ティーショットの落とし場所が難しい、グリーンのアンジュレーションがキツイなど、距離が短くても本当に戦略性に富んだ難しいゴルフ場は、いっぱいあります。「距離が短いからコースレートも低い」だけでは、本当の難易度が分かりません。
そこで新たに採用されたのが「スロープレート」なのです。USGAは、1990年に導入していますが、日本は、24年遅れての導入になったのです。そのスロープレートとは、コース自体が持つ難しさを数値化したものです。
スロープレートの数値と計算式。
スロープは、55~155の数字で表されます。「113」がニュートラル(可もなく不可もなく)な難易度ということになっています。113よりも数字が少ないコースはやさしく、130以上のスロープレートを持つコースは、非常に難しいとされています。
それでは、先ほどの数字で計算してみましょう。(コースレート73.2、スロープレート134、スコア80の場合)
(80-73.2)×113÷134=5.7 で、80のスコアを持つ人のHCが5.7になりました。(本当は更に0.96を掛ける)
先ほどのコースレートだけの計算では、6.8でしたが、更に1.1ハンディキャップが下がり、もっと難しいコースであるということになりました。
キャディマスター室でスロープレートを確認しよう。
次のラウンドでスロープレートを確認してみてください。キャディマスター室横にあるコントロールカードには、印刷されていることがあります。見てみましょう。
今度の土曜日、若手とレギュラーティーからラウンドします。無理なパーオン狙いを止めて、ボギーオン狙いで守りながら攻めてみます。アプローチとパットが生命線になりますね。ドロー、フック打ちもモノになりつつあるので、次回は、ラウンドの結果を投稿します。😁