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選挙について考えてみた
今日は地域活動に欠かせない、『選挙』について少し触れてみたいと思います。(本日2つめの公開)
ずっと疑問なこと
特に最近は、『なにがなんでも減税』みたいな主張を筆頭に、政治的な話題が注目されることも多く、「良い風潮になってきたなー」と関心してます。
そんな中、皆さんもそうだと思いますが、ぼくは「選挙」という形で政治に関わってきたわけですが、その中ですごく疑問に思うことがあります。
それは、(個人的な感じ方かもしれませんが、)多くの人が選挙のための選挙活動をしているように感じてしまう、という点です。
選挙のための選挙活動って?
これは感じ方に個人差があると思うので、ぼくの意見としてですが、まず最初に思い浮かんだのは「選挙カーによる呼びかけ」です。
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もちろん、選挙法で認められている活動なので、『良くない』とは言いません。
しかし、そうやってスピーカーを使って呼びかけているのを聞いていて、『夜勤の人って絶対うざったいだろうなー』とか、『やっと子どもがお昼寝してくれたタイミングだったら嫌だろうなー』とか考えちゃいます。
あと、コロナもあってリモートワークを行う人も以前よりは増えているはずで、そういった方からしても『WEBミーティングとかどーしてるんだろ?』って思います。
何度も同じことを言うようですが、公職選挙法で認められている権利なので、それが悪いとは言いません。
が、公職選挙法が認めていても『本当に住民が求めているか?それを納得しているか?』という観点で見ると、少し答えは違ってくる気がしています。
選挙で知りたいことって?
選挙カーの話を出してみたので、このあたりをもう少し踏み込んで話したいと思います。
こっちでも軽く書いたけど、もっと深掘り。
そもそも、『町民が選挙で知りたいこと』ってなんでしょうか?
まず、執行権を持つ首町を選ぶ町長選挙であれば、シンプルに「何をやってくれているか」だと思います。
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「あなたたちのことを考えた施策をします!」というのは当たり前の話で、そんなことは分かりきっています。
そうではなくて、『どういう問題に着目して、それを解消・改善していく』のか、その実行力とどのようなアプローチを取るかというその方法(過程)を見定めたいと思っています。
次に、町議会議員は少し難しいですが、ぼくは次のふたつかなーという感じがしています。
意見や意思を表現してくれているかどうか
町民のことを考えて行動してくれているかどうか
意外に難しい意思表現
「いやいや。全員選挙公報とかビラとかで、意思表現してるじゃん!」と思ったそこのあなた!!
実はそうとも限らないと、ぼくは思っています。
まず前提として、「町民の声を聞く」は意思でもなんでもなくて、議員の義務みたいなものなので、意思としてカウントはできません。
そして、「子育て世代を支援します!」「高齢者を支援します!」みたいなのも、本人の意志ではなく、ただ「社会問題について」を訴えているだけに感じてしまいます。(「そんなの誰でも言えるじゃん!」ってことです。)
そうではなく、そこから一歩踏み込んだ、「なぜそう考えるか?」や「どのような支援をしたいか?」がほしいなーと。
こうした背景や具体的な方針まで考えていてはじめて、その人の意見や意思を感じるというのがぼくの持論なわけです。
こうやって整理していて思いましたが、「誰でもできる仕事」ではなく、『その人だからできること』をぼくが求めているからかもしれませんね…。
町民のことを考えるって当たり前でしょ
というツッコミが、入りそうな2について。笑
まず、大前提として議員に立候補者する方々は町民の代表なわけですから、間違いなく「町民のため」とおっしゃるかと思います。
しかし、「本当にわたしのこと考えてくれてるの?!」というのは言葉では伝わらないですよね?
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では、どうすれば伝えられるのか?
やはり、それを見定めるのは『行動を見る』しかないと思います。
(なんかよくある恋愛のお悩み相談の回答みたいになっちゃいました。)
そうなったときに、先ほどの選挙カーの話ようやく登場するわけですね。
ぼくの感じ方としては、町民のことを考える立場の人が「町民が嫌がること」をしてはいけないだろう!ということで、疑問にあがったわけですね。
選挙カーは些細な例ではありますが、こういう些細な一面にその人の考え方や人格が出ることって往々にしてあると思います。
(これまた恋愛チック)
そういうところをぼくは見ていきたいし、そういうところに配慮してくれている人は「やっぱり流石だなー」と思ってしまいますね。
尊敬する諸先輩方がそんな方ばっかりなので、余計そう感じているのかも…(唐突な熱烈アピール)
おわりに
ということで、選挙について感じていたことを少し書いてみました。
この考え方はあくまでぼくの個人的な考え方なので、皆さんに一緒な意見を持ってほしいとは全く思っていません。
しかし、ぜひ皆さんも「なんとなく」とかではなく、ご自身の"意思"を持って政治(選挙等)を眺めてみてくれると嬉しいですし、この記事がその助けになることを祈っています。アーメン。