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はじめの一歩を踏み出す仕組みが、まちの人たちの交流のきっかけに

こんにちは!はたこらの長内です。

今回は「しごとコンビニの仕組みと特徴」のうち、「勉強会」と「体験会」について、より詳しくお伝えします。

もともとは登録メンバーさんのスキルアップいきなり働くことへ不安のある方たちのはじめの一歩として取り組んでいた「勉強会」や「体験会」。

今でも、その目的は変わっていませんが、最近では「勉強会」や「体験会」が、まちの人たちの交流のきっかけにもなっています。

こちらについて詳しくお話ししていきます。

同じ目的を持った人たちが集う「勉強会」

まず、「勉強会」について。
しごとコンビニでは、地域の住民さんや事業所さんの関心のあることや登録者さんのスキルアップの場として、月1回程度「勉強会」を行っています。

拠点横断でオンラインで行うものもあれば、拠点ごとに独自の勉強会を行う場合もあります。これまでに行ったものとして、Instagramの使い方や簿記、写真の撮り方、電話応対、ライティング事業所さん向けに高卒新卒の採用についてなど、多岐にわたります。

このように、ひと言で「勉強会」と言っても、参加する「勉強会」ごとに目的が異なります。逆にいうと、同じ「勉強会」に参加した方々は、同じ目的を持っており、参加した時点で共通の話題があります。

例えば、高取町しごとコンビニでは、「勉強会」を「地域交流カフェ」と呼び、同じような目的を持つ人を集めています。その結果、同じ地域に住みながらも交流のなかった人たちが集まり、さらなる交流が生まれています。

また「地域交流カフェ」では、地域のお医者さんをゲストとしてお迎えし、お薬のことを聞いたり、身内には相談できないことを相談したり、地域の多様な人を巻き込んだ取り組みをされています。

このように、スキルアップの場として取り組んでいた「勉強会」が、少しずつ形を変えて、同じ目的を持った地域の人が交流する場となっています。

高取町しごとコンビニの「地域交流カフェ」の様子

多世代の人たちが集う「おしごと体験会」

続いて「体験会」について。
こちらもいきなり働くのは不安だから。という方が気軽に参加できるようにした取り組みです。

「体験会」というのは、実施する前に実際のおしごとを体験し、どんなお仕事をするのか知ることができるものです。「体験会」を実施してみて、おしごとのイメージを持ってもらい、実施するか、しないかの判断をしてもらいます。

そんな「体験会」も、おしごとの体験という目的以外に、多世代の人たちが交流する場として使われ始めています。

奈井江町しごとコンビニでは、主に農家さんにて「体験会」を行っているのですが、そこに参加するのは、子育て世代のママさんもいれば、孫へのプレゼントを買いたいシニア世代の方など、多世代に広がっています。

「体験会」に参加することで、これまで関わりのなかった世代の方と関われたり、その後に一緒におしごとをするなどして、新たな交流が生まれています。

農業さんでの「体験会」の様子

その他の交流の場まとめ

その他にも、「勉強会」「体験会」から広がり、各拠点で交流の場を創っています。

・「体験会」をイベント化した「otonaおしごとパレット」
 
(豊前市おしごとパレット)
・登録者さんへの感謝を伝える「しごとコンビニのつどい」
 
(南部町しごとコンビニ)
・知り合いやお友達を増やそう「しごとコンビニランチ会」
 
(南小国町しごとコンビニ)

各拠点のInstagramより

このように、しごとコンビニでは「しごと」だけではなく、「勉強会」「体験会」を通して、地域の人をつなぐ役割を担っています。

これからも、さまざまな取り組みを通して、多様な人が望む生き方を実現できるような場所を創っていきたいと思います。

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