しごとコンビニで広がる新たなコミュニティ
こんにちは、はたらこらぼの長内です。
弊社が運営サポートをしている「しごとコンビニ」は、「しごと」を通じて多様な人々の望む生き方を実現することを理念に掲げ、地域の人と仕事を発掘しつなぐ仕組みです。
しごとコンビニは自治体との官民連携事業として、地域の課題解決を目指すひとつの手段となっています。
今回は、しごとコンビニで広がる新たなコミュニティについてお話しします。
「しごと」を通じた新たなコミュニティ形成
人口減少や少子高齢化により、地域のつながりが希薄化し、新しい人間関係を築く機会が減少しています。その結果、これまで当たり前に機能していたコミュニティを維持することが、ますます難しくなっています。
そんな中、しごとコンビニでは「しごと」を通じた新たなコミュニティが形成されています。
しごとコンビニには、10代〜80代までの幅広い年代の方が登録しており、単純な作業から経験やスキルが必要な仕事まで多様な仕事が用意されています。複数人で行う仕事も多く、地域内でも普段は接点のなかった人々が一緒に働く機会が生まれています。
「しごと」がつなぐ人々のつながり
拠点内でのお仕事 − ママさん同士のつながり
拠点にはキッズスペースを備えており、子育て中のママさんたちが働きながらつながりを育んでいます。
草刈りのお仕事 − 高齢男性のつながり
高齢の男性がコンビを組んで共通の仕事をすることで、仕事を通じて交流が深まります。
イベントスタッフのお仕事 − 多世代のつながり
拠点で開催するイベントでは多世代の方々が関わり、異なる年代や背景を持つ人々が一緒に働く場となっています。
こうした取り組みの結果、登録者の70%以上が実際に仕事に参加し、新たなコミュニティの形成につながっています。
人と人とのつながりが生む変化と地域活性化
「しごとコンビニ」は、地域の人々と仕事を発掘し、つなぐ活動を通じて、「しごと」をきっかけに新たなつながりを生み出しています。単に仕事を提供するだけでなく、人と人とのつながりをもたらす役割を果たしています。
しごとコンビニを通じて生まれた新たなつながりは、働く人や地域にさまざまな変化をもたらしています。
例えば、子育て中のママさんたちは、拠点での仕事を通じて孤立しがちな子育てに変化をもたらしています。これにより、人とのつながりを築くきっかけを得られるようになっています。また、高齢男性は社会との接点を持つことで、生きがいや達成感を感じられるようになり、それが外に出るきっかけにもつながっています。
さらに、イベントスタッフなどの仕事を通じて多世代が交流することで、仕事の場を越えたつながりが生まれ、まちで声をかけ合う関係が育まれます。これにより、人々が気軽にコミュニケーションをとれる雰囲気が広がり、地域コミュニティの活性化へとつながっています。
このように「しごとコンビニ」は仕事を通じて地域の人々を結びつけ、新たなつながりを生み出すことで、個人の生活に変化にも変化をもたらしています、その結果、地域全体のコミュニティを活性化することにもつながっています。