犬猫は好きだが、飼う後悔

飼うのは無理ではないが、難しい。どこがそんなに難しいの？
まず一番最初に頭に浮かぶ犬を育てるのにかかる基本的な費用から考えてみましょう。
犬1匹を買った場合に生涯でかかる費用は約430万円、猫の場合は約230万円 と言われている。

もうすでに買わない勢が勢いついでに脳内でブブゼラを鳴らしまくっている。新キャラの登場の瞬間であった。
猫より犬の方が約1.9倍もかかる費用の現実がある。でもそれを補ってくれるほどの愛くるしさがあるのは事実。
家に帰ると玄関扉の見えない奥側からトテトテと歩いてくる音が聞こえてくる。そして犬小屋近づくと満面な笑顔でベロ出しながらはヘァヘァハァと迎えてくれる。
そのくしゃくしゃの笑顔を見てさらに好きになり、「ただいま」とこちらも笑顔で返す。帰りを待ってくれる存在はいくつになってもありがたいものだ。その存在はプライスレスだった。

実は実際に犬を飼っていた時がある。
だが、結果的には悲しい別れを経験することになった。
育てる人が蔑ろにしていたのが目にみえる状態での最後だったからだ。当然自分も関係していながら。「僕も面倒みるから」と言ったのは覚えている。徐々に世話をするのは忙しくしている母親だけになっていた。
いつの間にか面倒だと誰も散歩させない、餌を誰かがやったか、うんちを拾わず長い時間放置、自分は完全に放置ネグレクト状態でした。
いつの間にか痩せて静かに死んでいたのは幼かった自分にはかなりの衝撃だった。満面な笑顔の顔を享受していながらとても後悔した。
これに懲りず、父親がまた新しい犬を飼ってきたが目を離した隙に家を飛び出し、車に轢かれた状態で見つかったそうだ。あと…
いつの間にか買わない勢が神妙な面持ちでこちらを見てる。

犬を飼うというのはいいことばかりではない。でも飼うことでわかる経験があるのを知っている。だから飼いたいと思う人は考えて決めてほしい。
平均寿命は８〜１０年の長いつきあいになるのだから。

話は変わって、今は実家で猫を飼っている。
ある日姉夫婦が海で付いてきたと猫拾ってきた。だが家では飼えず、実家の家に預けてきたのだ。
最初は断ったものの、孫の困った顔を見た両親は最後に了承してた。
当時、自分は家にいなかったので寂しさを紛らわす意味もあったんだろうと今になって思う。

痩せてきた猫を気にするも色々忙しい両親に変わり動物病院へ。
せめて最後まで幸せに生きて欲しい。