自転車事故顛末記2~事故の概要
2022年11月19日、福井県福井市で自分が遭った自転車事故の概要です。
事故発生日時:2021(令和3)年11月19日 14時00分ころ
事故発生場所:福井県福井市月見2丁目 県道と市道の交差点
事故の概要:県道の歩道を南進していた自転車(当方・男性)と、市道を東進~左折して歩道を北進しようとした自転車(相手方・男性)が、出会い頭に衝突(正確には、急ブレーキによって前方に投げ出された当方の体が相手方にぶつかった。車体はほとんど接触していない)
*事故状況の説明の文章では、自分視点での記述するために「当方」先に登場しますが、事故の過失割合などとは無関係です。より過失の重い第一当事者が先に登場する新聞記事などの原則とは異なります。
事故現場の県道について。
この日、当方は福井市南部での所用のため、福井市内の通称フェニックス通りを自転車で南に向かっていました。この通りは福井市中心部に至る幹線道路のため終日にわたって非常に交通量の多い道路です。そのため、自転車で南の方へ向かう際には、県道西側に並行している市道を通行することが多いのですが、福井市月見の一部の区間で(Googleマップのつきみ旅館-エステINミナミ間)県道に出ざるを得ない箇所があり、そこが今回の事故現場に当たります。
事故現場の交差点は、その市道の“つなぎ区間”の終わりに近い、県道から南西方面に斜めに市道が分岐していく手前です。交差点の角には住宅が建っており、県道沿いには比較的高めの目隠しフェンスが設置されています。
いわゆる「見通しのよくない」交差点です。
ちなみに当方が乗っていたのは20インチの小径車です。相手方は軽快車、いわゆるママチャリでした。
事故発生!
さて当方は、県道西側(右側)の歩道を自転車で南進していました。スピードは、路面状態がよくないため、そんなに出ていなかった(そもそも小径車は路面の凹凸の影響を受けやすいので速度は出せない)と思います。当方がもうすぐ歩道の切れ目にさしかかろうとした時、相手方の自転車が左折して歩道の方に侵入してきました。
こちらは慌ててフルブレーキングして回避しようとしたものの間に合わず、前輪がロックして体が飛ばされて前身が前方に投げ出され、相手にタックルするような感じで体がぶつかりました。
市街地走行が多いため、自車のブレーキは緊急時に十分な制動力が得られるようシマノのデオーレに交換してあるため、普通の自転車よりはよく効きます。市街地走行といえば、ドライバーの挙動や視線などを把握できる偏光レンズのサングラスも、安全走行のためには強い味方です。
その時の詳しい状況の記憶は定かではありませんが、こちらは顔面から路面に打ち付けられ、鼻の下あたりから激しく出血しました。かけていたサングラスのフレームに大きく傷が入り、鼻当てが取れてしまったこと+鼻当て部分が赤く腫れていたことをみると、眼の当りはサングラスで保護されていたようで、マスクもあって顔面への直接のダメージが少しは軽減されたのかもしれません。
相手方はおそらく左後ろ側に腰から落ちたとみられ「痛い、痛い」と腰を押さえられていました。
救急車で病院へ。
とりあえず相手方に意識があることを確認し、自分はバックパックに入れてあったティッシュで止血しようとしていると、通りがかりの女性二人が声をかけてくれました。そして、相手方が立てない状況なのをみて119番通報をして救急車を呼んでくれました。
当方はその後、何とか立てたので現場の状況をスマホで撮影しておきました。
程なく救急車が到着して、当方は自分の足で救急車に乗り込みました。現場は福井赤十字病院のすぐ近くで、1-2分の搬送で救急外来に到着。
救急外来で顔面の外傷の治療を受けた後、落車した時に打った左腕と顔面のレントゲン(エックス線)撮影に加え、頭部のCT撮影も行いました。幸いに骨折や頭蓋骨内の出血などはなかったようです。
相手方は、腰の骨にひびが入ったという診断でした。
お互いの処置が終わった後、救急外来の待合には警察の交通事故担当者と思われる方が来ていたため、事故の調べを受け(事故の状況を説明して)、互いの連絡先を交換して、帰宅しました。
*事故の調べ+刑事告訴などの取り扱い、および、医療費関係については、別稿を立てる予定です。
事故現場は、病院から歩いて3-4分の距離。当方の自転車は転倒したものの、こちらも幸いに異常はなく、そのまま乗って帰りました。時刻はもう18時ころ。すっかり暗くなり、冷え込みも始まっていました。