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公式サイトに載っていないJimdoビギナーのためのJimdoマニュアル Vol.1

誰でもホームページを持つ時代

インターネット/ホームページが一般的になってどれくらい経つでしょう。今や、どんな企業や店舗、サービス、創作活動でもホームページがあるのが当たり前になりました。ホームページが無い企業や店舗は、社員が年配の方ばかりでホームページについてよくわからないか、インターネットに頼らない地道な活動を徹底してあえて作っていないか、そのどちらかがほとんどだと思います。飲食関連や通販関連などのお店で、自分のホームページを持っていないところでも、レビュー機能付きのポータルサイト/ショッピングモール形式サイトやSNSをホームページの代替として活用するなど、インターネットはビジネスには欠かせない存在となっています。

「うちはホームページに○○万かけた」というのが自慢になる時代がありました。制作会社に高額な料金で依頼して、他所とは違うカッコいいホームページを作る。確かにホームページはインターネット上の看板、顔になる存在です。今でも大企業やファッション業界などは、一流の制作会社に依頼して、常に最新の技術と洗練されたデザインのホームページを採用しています。

ですが、中小企業、または個人サイトの場合はどうでしょうか。看板として持ってはおきたいけれど、そんなに大げさな内容じゃなくていい。できれば費用も押さえたい。しかし、ホームページ制作の相場もわからず、なんとなく発注してなんとなく出来上がったホームページを使っている、という場合も多々あるのではないでしょうか。

無料ホームページサービスの出現

数年前から登場したのが、htmlの知識がなくても、ブラウザ上でノーコードでホームページが作成できる「ホームページ製作サービス」です。しかも無料で使える。普通の複数ページのサイト形式から、1ページのセミナー募集系、ショッピングサイト形式まで、次々と登場しています。

なかでも、多くのユーザーに支持され利用されているのが「Jimdo(ジンドゥー)」です。無料で使えて、テンプレートも豊富。ちょっと触れば、それなりのホームページの作成が可能です。実際、中小企業やお店、講師業の方など、Jimdoを使ったホームページを自社のホームページとして採用しているケースが多々あります。まだホームページがない、でも費用は押さえたい方にはぴったりと言えます。

また、Jimdoはパソコンでの表示を念頭にページを作成すると、自動的にスマートフォン表示に対応したレスポンシブ形式でページを作ってくれます。昔のように「PC用」「SP用」と、複数のバージョンを作る必要がありません。「何年も前に作ったページで、レスポンシブに非対応のホームページのリニューアルにも最適です。


「素人臭さ」がネック

このようも、誰でもホームページを作ることができる「Jimdo」ですが、初心者の方が作ったホームページには、やはり「素人臭さ」があります。専門的な知識は必要ありませんが、プロならチェックする内容をスルーしてしまっているために、「ああ、これは素人が作ったんだな」という印象を持たれてしまう危険性があります。

「作って終わり」のもったいないケース

とあるパソコン教室でJimdoを教えており、そこで使い方を習った方々の作ったページをいくつか見たことがあります。すると、共通して色々と出来ていないことがありました。ちょっとしたことなんですが、公式マニュアルでも特に触れられておらず、見落としてしまうのも仕方ない、ましてや初心者だから当然とも言えます。しかし、せっかく作ったのにもったいない。自作というのが閲覧者にわかっても何の問題もないですが、ひょっとしたらマイナスイメージになるかもしれません。

「Jimdo」を使う際に、ホームページの知識のない方が陥りやすい「公式マニュアルには載っていない」チェックポイントがあります。この記事ではそれらをご紹介します。

この記事の目次

Jimdoでホームページを作った時にチェックするポイントその1
1.  管理画面でのチェックポイント
2, グローバルメニューでのチェックポイント
3. 公開画面でのチェックポイント
4.まとめ

Jimdoでホームページを作った時にチェックするポイント

1. 管理画面でのチェックポイント

Jimdoでホームページを作成し終わったら、管理画面から順にチェックしていきましょう。最初に、とても重要なポイントがあります。

【管理メニュー】の「パフォーマンス」→「SEO」のホームページタブを見てください。きちんとあなたのホームページの名前が入力されていますか?
ここを入力していない場合、ホームページURLの語句が名前になっています。

例:ジンドゥークリエイターで作成し、URLが example.jimdofree.comの場合、「exampleページ!」という名前になっています。


ホームページのタイトルをきちんと表示させることは、見た目の部分でも必要ですし、SEO対策的にも重要です。ページタイトルは、あなたのホームページの看板です。


2. グローバルメニューでのチェックポイント


複数のページを作成するとき、「ナビゲーションの編集」からページを追加していきます。ここで注意したいのは、ページ名です。

  • ページ名が「新規ページ」などになっているケース
    Jimdoは、「ナビゲーションの編集」で新規にページを作ると、自動的にメニューに追加されます。この時に名前をきちんと設定してください。そのままだと、「新規ページ」という名前になっています。ページの内容に則した、わかりやすいページ名を設定しましょう。

  • メニューの並び順に統一感がない
    せっかく複数のページを作っても、並び順がバラバラでは見る人が迷ってしまいますし、不親切な印象です。【ホーム】【コンセプト】【メニュー】【会社概要】【お問い合わせ】というように、ユーザーが閲覧していく順番を意識して、並び替えましょう。

  • 作りかけのページが見えている
    メニューに「新規ページ」「下書き」などと書いてあるのでクリックしてみたら、作りかけのページが表示されるケース。または、ページはあるけれど、内容が何も入っていない場合もあります。作りかけのページがある場合は、ナビゲーションメニューのところで目のボタンをクリックして非表示にしましょう。



日本語URLの注意点

Jimdo無料版は日本語URLです。例えばページ名を「お問い合わせ」にしたら、メニューバーには「example.jimdofree.com/お問い合わせ」となります。

しかし、このURLは実は「example.jimdofree.com/お問い合わせ」ではなく、「example.jimdofree.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B/」というものになります。

URLというのは世界共通の物で、アルファベットと英数字しか使えません。
ですが、日本版のJimdoはここを日本語にしてくれています。メニューの日本語の文字をそれぞれ記号化して、自動的にURLを生成し、表示側は日本語として表示する仕組みを採用しています。いいのか悪いのかわかりませんが、そういう仕様です。ですので、「お問い合わせ」を「問い合わせ」に変更すると、当然記号の文字列も変わります。ということは、そのページをお気に入りに入れていた場合、URLが変わるので、ユーザーはお気に入りから閲覧しようとしても、見られなくなってしまうということです。通常は、ページURLというのは「○○.com/contact」というように固定ですが、Jimdoの場合は少し勝手が違うと覚えてきましょう。

URLの裏技

Jimdo Pro(有料版)にアップグレードすれば、ページごとにカスタムURLを設定できるので、「contact」「system」などのURLにできます。ページ名を変えてもここはそのままです。例えば、ページ名は「お問い合わせ」で、URLは「~/contact」というように、通常の一般的な表示にすることができます。

また、もうひとつの方法、それは、「ページ名をアルファベットにする」ということです。上に書いた記号URLは、ページ名が日本語なために起こります。ページ名をsystem、contactとアルファベットにすれば、記号に変換する必要がないので、URLはそのままです。こちらも検討してみてください。


3. 公開画面でのチェックポイント

  • テンプレートに元々設定されていたページがそのまま
    きちんと各ページが作られているのに、なぜか「サブメニュー1」というよくわからないページがある。これは、テンプレートを選んだときに最初から作られているサンプルページです。削除しましょう。

  • ショッピングサイトではないのに、画面最下部のフッター部分に「配送/支払い条件」という表示がある
    これは、「基本設定」→「共通項目」→「フッター編集」のところで、配送/支払い条件のところにチェックが入ったままのケースです。チェックを外してください。

  • レイアウトが崩れている
    テンプレートを使っているはずなのに、なんだかレイアウトが崩れていておかしい…。これは、いったんページを作ったあとにデザインテンプレートを変更した際に起こります。ヘッダー画像や背景、サイドメニューなどは、テンプレートによって表示形式や位置が変わるので、別テンプレートにするとおかしくなってしまうことが多いです。

テンプレート変更で起こる事例
サイドメニューがページ最下部に行ってしまう
ヘッダー画像がページ背景になってしまう
ヘッダー画像がやたら大きくなる
画面の横幅が変わって、レイアウトが崩れる etc

このように、テンプレートを変更すると予期せぬ事態になる可能性があります。変更する際はプレビューで必ず確認してからにしましょう。また、変更した場合は、そのテンプレートに合ったものに修正が必要です。


まとめ

Jimdoは手軽に誰でもホームページを作ることができるのが魅力ですが、細かいところを注意せずに作って公開すると、マイナスイメージにもなりかねません。せっかく見てもらうなら、いいものを見てもらいたいですよね。今回ご紹介した項目は、まず最初にチェックしていただきたいポイントです。あなたのホームページがこのような事態になっていないか、確認してください。

今回の記事はここまでです。読んでいただいた方、ありがとうございました。

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