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コーチングstudy⑧|真実の世界はいつもやさしい

ハニーベリー☆ハスカップ農家で新規就農を目指して、4月から研修をスタートさせている元教員のハタセンです。

マーケティングや農業経営など、その他あなたに役立つ情報を、1500〜2000文字で書き貯めています。

好きなうどんは、釜玉です。
出汁醤油をたっぷりかけて食べるのが好きです。

いつもご愛読ありがとうございます。

教員から農家へとキャリアチェンジをして、8ヶ月が経ちました。
ハスカップ専業農家をしながら、加工品販売、カフェ経営、ECコンサルタントなど複業での生きる道を模索しています。

そして、複業の一つとして、農家の方や教員の方へのコーチング業を行いたいと、現在、本格的にコーチングを習っております。

講師は、ニューヨーク在住のコージローさん。
一緒に学ぶのは、カタール在住のソーヤさん、日本在住のムサシさん、アヤさん。
なんとも国際的な学びの場となっています。

これまでに、学んできたことをマガジンにまとめています。

こんなふうに7回学んできました。

今回の記事では中級講座第3講での学びについて、書き残しておこうと思います。

今回の学びは、次のとおり。


投影とは何か

①昔の経験を今にも当てはめてしまう

ある女性が、男性に詰め寄っています。
その男性が友達に自分のことを話しているのを見かけ、そのことを怒っているようです。
どうやら彼女は、幼い頃に、友達が陰口をたたかれて嫌な思いをしたことがあったようでした。
だから、今回もその男性が、自分のいないところで噂話をしていることが許せなかったそうです。

昔の嫌だった経験を、今の目の前の人に投影して、今回もそうにちがいないと捉えてしまっているのです。

過去の経験を目の前の人に重ねて見てしまうこと、それを投影と言います。

厳しい父親に育てられてしまったため、父親に似たような厳しさをもった教師や上司に、過剰に怖れてしまったり、怯えてしまったりする場合もこの投影にあたります。

つまり、投影が起こることで、クライアントがメンタルブロック(否定的な思い込みがもたらすマイナス感情)を発動してしまうことがあるのです。

この「投影」を知ることにより、起こっている事象やわき出る感情を捉え直し、クライアントのメンタルブロックの解放につなげます。

②怖れが存在できるのは自分の中だけ

例えば、こんなシーンを思い浮かべてみてください。

西部劇映画を映画館のスクリーンで観ています。
あるシーンで、スクリーンの中からあるガンマンがこちらに銃を向けてきました。
その相手が、スクリーンの外にいたとすれば(そんなことはあり得ませんが)、彼はきっとスクリーンに向けて打ち返していたことでしょう。
そう、彼は、スクリーンに投影された映画の中のガンマンを恐れていたのです。
そのガンマンの存在を怖れていたのは誰でしょう?
その様子を見ていたお客さんは、そのガンマンのことを怖れたでしょうか?

つまり、怖れというのは、あくまで自分の中だけにあるもので、それ以外の人にとっては怖れでもなんでもなく、危ないことなど何も起きていないのです。
つまり、自分の思い込みに過ぎないということになります。

③投影に気づくことが大切

先ほどの例で言えば、決して撃ってくることなどのない映像が「現実世界」であり(つまり怖れることなど何もない)、それが投影されているスクリーンが自分の「意識」である(それを怖れと捉えてしまう)ということになります。

スクリーン=意識に投影するものは、過去の体験や自分の価値観があります。
過去の嫌な体験や自分のかたよった思い込みが意識に映され、それを現実世界と捉えてしまう。
このからくり(投影)に気づくことができるかどうか、それが重要になります。

④人間関係が悪くなってしまう最大の原因は投影

投影は「する」場合と「される」場合があります。

「事実を言っただけなのに、マウンテンをされたと思われて、怒られた。」
これは、相手に自分が投影されてしまっています。
起こった人は、過去の体験を自分に投影してきているに過ぎません。

考えてみると、こうして、投影し、投影されるようなことが人間関係の中にあった場合、当然のようにその人間関係は崩れていってしまうことでしょう。

アラン・コーエンは言います。

真実の世界はいつも優しい
怖れの世界はいつも厳しい

これは、つまり、

「投影の外の世界」はいつも優しい
「投影の中の世界」はいつも厳しい

とも言いかえられます。

人間という生き物は、いかんせん、「投影」をしがちです。
この「投影」に気づくことで、優しくなれるのではないでしょうか。

投影を用いたコーチングとは?

では、この「投影」をコーチングに用いてみるとどうなるでしょうか?

クライアントが「投影」の状態には次の4つの例が挙げられます。

①自分=相手と感じる

  • 自分のことが好きになれないという価値観を相手に投影し、その相手から嫌われているのだと感じてしまう

  • 裏切られて嫌な思いをしたという過去の経験を相手に投影し、また裏切られるのではないかと相手を信頼できない

  • 自分が腹がたっているという感情を相手に投影し、相手も怒っていると感じてしまう

この場合は、クライアントの心を見つめ直して、投影から解放できるようにする必要があります。

②抑圧していることの表れ

  • 自分がくつろぎたいという気持ちが投影によって、くつろいでいる人のことを嫌になる

  • 自分が目立ちたいという気持ちが投影によって、目立っている人のことに対してモヤモヤする

  • 女性らしくありたいという気持ちが投影によって、女性らしい服装をした人にザワザワしてしまう

「こうありたい」という気持ちが、それを実現している人に投影されてしまって、その人に対して嫌悪感情を抱いてしまっているとすれば、この抑圧を解放する必要があるでしょう。

③過去の経験や人を見ている

  • 批判的な父を上司に投影することは、つまり認められたいと思っていることの表れ

  • 助けてくれなかった母親を彼氏に投影することは、つまりもっと私のことを大切にしてほしいという気持ちの表れ

  • 病弱だった弟のことを周りの人に投影することで、自分の周りに辛い人がいないかを常に心配してしまう

現象として表れていることは、何かしらの経験や人物が投影されていないかを探る必要があります。

④自分のコンプレックスを重ねる

  • 愛情が欲しかったという過去の気持ちを目の前の人に投影し、その人を自分い見立てて、甘やかしたり、依存したりしてしまう

  • 傷ついてきた過去の自分を、今苦しんでいる人に投影し、苦しめている加害者を過剰に憎む

  • 学歴で損をしたという自分の経験を子供に投影し、その子供の進路にとてもこだわりをもつ

過去の自分と、今の目の前の人とは違う存在であり、投影するのではなく、切り離して考えるように捉え直す必要があります。

マイナス感情を爆発される原因は何か?

第2講でも学んだように

原因はいつも見えているとは限りません。

見えない部分を形而上学視点であぶりだし、クライアントのメンタルブロックを解放することが必要です。

今回の場合は、未消化の過去の体験、そこで負ってしまった心の傷が原因であり、それを掘り下げることで、その傷を癒す必要があります。

その傷が癒やされることで、クライアントが、その怖れは実際には起きておらず、自分で思い込んでいただけと捉え直すことができればいいのです。

メンタルブロックを解放するには?

では、どのように捉え直し、メンタルブロックを解放すれば良いのでしょうか。

①マイナス感情や出来事に違う角度で対応する

同じ体験をした時にも、その時の状況や時期によって、捉え方がちがったということを体感してみることです。
つまり、自分の中にはいろいろな自分がおり、この時にはそう感じたかもしれないけれど、また違う時にはこう感じた。
そのようないろいろな自分やいろいろな相手を体験するプロセスをコーチングの中で行います。

②マイナス感情や出来事を肯定する

すべてのできごとは役に立っていると捉え直すことです。

つまりものごとを肯定的に捉え直すことです。

これには次の3ステップがあります。

ステップ1:比較の変更
そのできごとよりも悪いことを想定して、それよりはマシと考える
ステップ2:部分肯定
悪いことの中にも部分的にでも良いことはないだろうかと、それを見つける
ステップ3:全肯定
悪いことを良いこととしてみる。悪いことがどう役立つか考える

このようなステップを踏むことで、捉え方をかえることで、肯定されたように感じることができます。

すなわち、すべてのことは役立っていると感じて、メンタルブロックを解放することができます。

③自分の誤解だったと思えるようになる

相手に問題があったのではなくて、自分が投影していただけなのだときづくことができたとき、つまりそれが自分誤解だったと思えるようになった時に、メンタルブロックは解放されていきます。

また、自分が感じていることが合っているかどうかを相手に確認することも有効な手段です。この確認により、自分が誤解していたということに気づくことができるかもしれません。


いかがでしたか?
コーチングって、本当に奥が深いですよね。

これまでに、多くの方とコーチングセッションをしてきました。
みなさん、これまでコーチングを受けてきたことのない方ばかりでした。
初めての体験に、新しい気づきを得たと満足していただくことができました。
そうなんです。コーチングというのは、世の中でキラキラしている人たちだけに必要なツールではないのです。この社会でまっすぐ生きていきたいと思われる方全ての人に必要なツールだと思うのです。

すべての人のすぐそばにコーチングがあって、対話を通して、その人の潜在意識にアクセスし、新しい気づきや目標を言語化できる。
それがもっと日常にあってもいいのに、と思うのです。

「そうだよね。私もコーチングを受けてみたいなぁ」と思われる方は、どうぞ私に練習をさせてください。

コーチングとは、対話を通じた対人支援となります。
ですので、多くの対話を通じて、スキルの向上が図れると思っています。
さらに、練習とはいえ、クライアントにもコーチングの良さを体感していただけるというメリットもあります。

そこで、今回も厚かましくも、また練習にお付き合いくださる方を募集させてください。
これまでに、21人の方にのべ61回のコーチングをさせていただきました。ご新規の方も、ぜひお待ちしています。

今回も1セッションにつき500円ちょうだいする1コインコーチングとさせていただきます。
お金を頂戴した方が、自分にもクライアントの方にも責任やより高い価値を提供できると考えています。

「いいよ!協力してやるよ!」とおっしゃっていただける方は、コメント欄で教えてください。

日程調整させていただければと思います。

よろしくお願いします!

いつも最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
次回も、新たな発見を一緒に楽しみましょうね!

他にも、教育×○○や、マーケティングの話なんかもいろいろ書いています。

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