見出し画像

第11話:かしこい子には旅をさせろ

教師スキル研究会、通称小林ゼミは、授業改善アドバイザーの小林昭文さんが主催するオンライン研究会です。今年で5年目になります。
主に全国の小・中・高校の教員がゼミ生で、週に1回程度、zoomの部屋に集まって、教育のさまざまなテーマについて語り合っています。

今年の4月からは、Instagramやstand.fmでの情報発信も始めています。
ここでは、stand.fmで音声配信したファイルを文字起こしし、それをようやくして記事にしたものをお届けします。

7月19日(金)は第32回定例会授業振り返り会でした。
小林さんの提唱される授業の基本スキル・基本パターンがふんだんに生かされた授業実践。 ゼミ生にとって深い学びになりました。 「子どもたち全員を見捨てない」はよく、勉強が苦手な子に焦点が向けられがちですが、ここでいう全員にはもちろん、勉強が得意な子、もっと学びたい子も含まれます。 そうした子どもたちはどう学んでいけばいいのか、そういったこともゼミでの話題になりました。


今回のゼミでは、とあるゼミ生の方の物理の授業について議論しました。この授業は、生徒が動画を見て自主的に学ぶスタイルで、小林さんの授業のパターンを参考にしています。

授業紹介

この授業は、以下のような特徴があります。

グループ活動:
生徒たちはグループで席に座り、休み時間からそのまま授業に入る。
動画学習:
教師の講義は動画に収められており、生徒たちは動画を見ながら自主的に学習。
自主性の重視:
35分間の練習時間の後に確認テストを行い、相互採点と振り返りを実施。
教師の役割: 教師は講義を行わず、質問で介入することで生徒の学びをサポート。

小林さんは、この授業を「生徒の自主性が十分に発揮される形」と評価しました。

授業スキルと授業でのの工夫

この授業は、小林さんの「短い講義、長いワーク、確認テスト、振り返り」というパターン2を採用し、「質問で介入する」というスキルを意識して行っています。

質問で介入:
生徒に直接教えるのではなく、質問を通じて生徒の思考を促す。
生徒の集中を尊重: 生徒が集中している時は声をかけず、困っている時に質問でサポート。

学力の高い生徒への対応

高い学力を持つ生徒や、さらに学びたい意欲のある生徒に対しては、以下の対応をしています。

過去の入試問題:
難易度の高い問題を提供し、さらなる挑戦を促す。
大学の物理:
高校物理の内容では満足できない生徒には、大学の物理や参考書を紹介。
現代物理学:
現代物理学に関する書籍を紹介し、興味を深める。

まとめ

この授業は、小林さんの教育パターンを進化させたもので、生徒の自主性を最大限に引き出す工夫がされています。

教師スキル研究会では、このような教育手法の共有と議論を通じて、教師のスキル向上を目指しています。


最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

「授業っていいよね!おもしろいね!」って思ってくださった方は、いいねやフォロー、ゼミへの入会をお願いします!

教師スキル研究会・小林ゼミのことを詳しく知りたい方はこちら↓

https://home.tsuku2.jp/f/akifumi_kobayashi/kyousi_skill

教師スキル研究会・小林ゼミInstagramで発信中

https://www.instagram.com/

教師スキル研究会・小林ゼミに申し込んじゃえ!はこちらから↓

https://ticket.tsuku2.jp/events-detail/30049202749038?t=1&Ino=000000009137&rk=CP_03b950&type=3&m=2&s=0000101434

初月無料のため、1ヶ月ご参加いただいて、合わなければ退会オッケーです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?