第6話:「クリティカルフレンドって?〜テーマは小学校英語ってムズイ」
教師スキル研究会、通称小林ゼミは、授業改善アドバイザーの小林昭文さんが主催するオンライン研究会です。今年で5年目になります。
主に全国の小・中・高校の教員がゼミ生で、週に1回程度、zoomの部屋に集まって、教育のさまざまなテーマについて語り合っています。
今年の4月からは、Instagramやstand.fmでの情報発信も始めています。
ここでは、stand.fmで音声配信したファイルを文字起こしし、それを要約して記事にしたものをお届けします。
5月18日(土)はサブゼミがありました。
今回は、「小学校英語のあれやこれや」について、クリティカルフレンドというスキルを使って、話題提供いただいた方の行動計画までたどりつくことができました。 そのことについて小林さんにお話ししてもらっています。
ぜひ、聞き耳を・・・
クリティカルフレンドとは? 対話の力を引き出す新たな技法
小林ゼミのアフタートークから学んだ「クリティカルフレンド」についてご紹介します。この技法は、ただの友人関係に留まらず、建設的な対話を通じて問題解決を目指すものです。
クリティカルフレンドとは?
「クリティカルフレンド」とは、英語圏で発展した技法で、友人や同僚が互いに建設的なフィードバックをし合い、問題解決や気づきを促すことを目的としています。小林さんによると、クリティカルフレンドは単なる批判ではなく、質問を中心にすることで、新たな視点を得たり、自己反省を促したりする効果があるそうです。
例えば、あるゼミ生が「小学校の英語教育」に関する悩みを持ち寄った際、他の参加者たちは質問を通じて、その悩みを掘り下げ、より良い解決策を見つけるためのサポートを行いました。
質問に答える過程で、ゼミ生は自分の考えを整理し、時には新しい視点を発見することができるのです。
クリティカルフレンドの効果
この技法の魅力は、リフレクション(振り返り)を通じて、自分自身で行動計画を立てることができる点です。自分で考えた計画は、他人に指示されたものよりも実行に移しやすいですよね。
また、クリティカルフレンドを取り入れることで、質問力や対話力、そしてプレゼンテーション能力などが向上するという副次的な効果も期待できます。
小林さんが述べたように、この技法はイギリスの大学院などで活用されており、教育現場でも応用できる価値が高いとされています。特に、探究学習やグループディスカッションで活躍する場面が多くなりそうです。
小学校英語教育への気づき
今回のアフタートークでは、小学校英語教育についても話題に上がりました。小林さんが振り返ると、昔の中学校英語教育が少しずつ質を上げていったように、小学校の英語教育も長期的に見れば良い方向に進むだろうという意見が出ました。
これに対し、現場の先生方の負担を少しでも軽減しながら、大きな視点で温かく見守ることが大切だと感じたそうです。
まとめ
クリティカルフレンドは、ただの「批判」ではなく、建設的なサポートを通じて新たな気づきを得るための強力なツールです。
教育現場だけでなく、日常の対話や問題解決にも応用できるこの技法、ぜひ皆さんも試してみてはいかがでしょうか?
次回も、興味深いテーマをお届けしますので、お楽しみに!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
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