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第3話:担任スキルなんでも相談室

教師スキル研究会、通称小林ゼミは、授業改善アドバイザーの小林昭文さんが主催するオンライン研究会です。今年で5年目になります。
主に全国の小・中・高校の教員がゼミ生で、週に1回程度、zoomの部屋に集まって、教育のさまざまなテーマについて語り合っています。

今年の4月からは、Instagramやstand.fmでの情報発信も始めています。
ここでは、stand.fmで音声配信したファイルを文字起こしし、それを要約して記事にしたものをお届けします。

4月19日(金)は定例会がありました。
内容は、小林さんが作成された担任スキル入門講座を視聴したゼミ生の皆さんからの質問に小林さんが答えていく、そんな会でした。
アフタートークでは、小林さんが印象に残った質問について2つほど取り上げて、小林さんにあらためて回答してもらしました。
ぜひ、聞き耳を・・・


今回の定例会では、小林さんが作成した「担任スキル入門講座」に関する質問に答えるセッションが行われました。今回は、その中で特に印象に残った質疑応答を要約してご紹介します。

1. 秘密保持とその解除について

最初の質問は、担任スキルの「守る」機能に関するものでした。生徒から「親には言わないで」と相談を受けたとき、しかし親に伝えなければならない場面に直面した場合、どう対応すべきかという内容です。

小林さんはこの難しい問題に対して、心理カウンセリングの基本をもとに答えてくださいました。ポイントは、「その子の利益になるかどうか」を常に考えること。例えば、生徒が自傷行為や他傷行為を示唆する場合、秘密を守ることがその子の利益にならないため、秘密を解除して親や校長に知らせるべきだと述べています。

また、秘密を抱えることで担任自身が過度なストレスを感じる場合も、信頼できる先輩や校長に相談することが大切です。これにより、最適な対策が生まれることもあります。要は、秘密保持は重要ですが、状況に応じて解除する判断も必要であるということですね。

2. 褒める vs 認めるの境界線

次の質問は、「育てる」機能に関連し、アドラー心理学でいう「褒める」ことの是非についてです。アドラーは、褒めることが子供たちの間で競争を生む可能性があると指摘しています。小林さんは、これを避けるためにはシンプルに「ありがとう」や「よくやったね」といった言葉で済ませるのが良いとしています。褒めることが競争を助長しないように、注意深く対応することが大切だという話でした。

まとめ

今回のセッションでは、担任スキルの中でも特に「守る」と「育てる」について深い議論が交わされました。小林ゼミでは、こうした具体的なケーススタディを通じて、教師のスキルアップを目指しています。

もしこのゼミに興味をお持ちでしたら、ぜひ次回の定例会にもご参加ください。詳細はブログ下部のリンクからどうぞ!


最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

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