今こそファシリテーションの出番だ!
勤務校のとある学級で、学級経営に悩んでいる先生がいます。
今の学級の状態は、あまりいいものとは思えない。
どんなふうに学級指導をしていけばいいのか?
詳しくは書けないですが、ざっくりこんなお悩みをお持ちです。
そこで、二人で相談して、こんなストーリーを描いてみました。
①学級通信で、担任の先生から見える、今の学級を丁寧に書き留める。
②帰りの会でその通信を読み聞かせる。
③「それについて、あなたはどう考えるか?」と振っておく。
④翌日の学活の時間に、生徒からの声を聞く機会を設ける。
ここからはホワイトボード・ミーティング®のスキルを応用して、次のようにしていきます。
⑴現在の学級・授業の状況についてどう捉え、どう考えるか(発散)
⑵良いこと、困っていることを出し合う(収束)
⑶学級として、どうしたらいいか、どうありたいかなどを出し合う(活用)
※それらを黒板に書き出し、意見の可視化を行う(発散:白チョーク)(収束:赤チョーク)(活用:黄チョーク)
子どもたちの意見を丁寧に黒板に書きとることで、全員の意見を平等に大切に扱っていることを伝えることが大切です。
また、意見の可視化を行うことで、意見の空中戦になることを防ぎ、収束をしやすくなります。
活用では、優先順位や役割分担などをして、ミーティングを終えます。
そして時間の最後に、ミーティング全体を通して、どう感じたかを振り返りとして書き残しておくようにします。
学級通信では、この黒板の写真とともに、振り返りを添えておくことで、継続して考える機会になるでしょう。
さらに、その日の放課後に、その学級に関わるすべての先生方で、作戦会議を開きます。
流れは、子どもとほぼ同じ。
⑤関係教員による作戦会議
⑴現在の学級・授業の状況についてどう捉え、どう考えるか(発散)
⑵良いこと、困っていることを出し合う(収束)
⑶授業についてどうしたらよいか、できることは何か、役割分担など(活用)
※それらをホワイトボードに書き出し、意見の可視化を行う(発散:黒)(収束:赤)(活用:青)
ここでは、子どもたちの意見を可視化したものも資料として扱うことができます。
ここまでの流れについて、担任の先生といっぱい対話して、作戦を立ててきました。
この先生の本格的なファシリテーションデビューです。
わたしもしっかり見届けて、応援したいと思います。
そう。これは、私のファシリテーションも試されているのです。
がんばれ! ○○先生!
了
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