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続々:自己紹介から始める1ページ

おはようございます!
自己紹介も3回目になっちゃいましたので、パパパーっと今回で終わらせたいと思います。


ロースクール卒業後

ロースクールを何とか卒業したものの、司法試験合格なんていうのは夢のまた夢の話で、司法試験浪人っていうのになりました。
この司法試験浪人っていうのがなんとも寂しいもので、それまでは学生という身分で社会との繋がりがあったのが、急に単なる無職に変わるんですよ。司法試験合格に手が届くようなレベルに達していればまだ希望はあったんでしょうけど、「いつ合格するのか分からない」「いつまでこんな勉強生活しなきゃいけないのか分からない」「こんな事してる間にも普通に就職した友人達は社会人経験を身に付けて先に進んでる」っていう状況で、自分だけが社会から取り残されたような気持ちになりました。
で、それに耐えきれなくなってアルバイトを始めるんですね。
最初はケータイショップでのアルバイト。iPhone5Sがちょうど出るタイミングで、iPhone4Sを売るっていうミッションを受けたんですけど、ハードルは高かったけど、凄く楽しかったですね。それまでは一人で黙々と勉強をして、人と話すっていう機会が減っていたので、テレビを買おうとしているお客さんに声を掛けてケータイ売り場まで連れて行って無理やり(?)4Sを買ってもらったり。逆に5Sを買ってくれたお客さんについでに洗濯機も買ってもらったり。
そんなこんなですごく楽しかったアルバイトだったんですけど、物を売ることを考え始めると法律の勉強が疎かになっちゃうのが目に見えて分かったので、勉強系のアルバイトにしよう!と塾講師のアルバイトに切り替えました。
すると。。。塾講師のアルバイトも楽しくてですね、(人に教える事がそもそも好きなのですが)頑張ってる人の背中を押すっていうのに責任の重さを感じるとともに、私を慕ってくれる生徒たちの成績を上げたい!と全力でぶつかっていきたいと感じたことを今でも覚えています。
結果、その塾で一番人気の先生になったのですが、その頃には司法試験に対する気持ちがちょっと変わってきてて、人に尽くしたいっていう気持ちが強くなってきていて、一つの塾で講師をやっていても関われる人数は限られていて、もっと多くの人に尽くしたいと思うようになりました(塾を辞めるときには多くの生徒や保護者からお礼の言葉や手紙を頂き、本当に必要とされていたんだなというのを感じました)。

で、やっと就職ですよ。
司法試験合格を目指して勉強していたので、その知識を仕事でも活かしたいと法務職に限定して就活をしていたんですけど、当時は私と同様に司法試験を諦めたような人が溢れていて、考えることはみんな同じで法務を希望する人が多かったんですけど、逆に未経験OKで受けれる企業は少なくて就職するのは結構な難関でした。
そんな状況の中で、私が他の人と比べて黄金ルートと大きく掛け離れた経歴に興味を持ってくださる企業がいくつかあり、その中で縁あって通販の会社に就職することになりました。

通販会社への就職

1社目は年商200億~300億を行ったり来たりしている従業員約100名の中堅会社で、法務はコンプラ担当1名、広告審査担当1名の体制でした。最初は広告審査の増員要員として採用されたのですが、入社して3か月くらいでコンプラ担当が産休に入ることになり、右も左も分からないような状況でコンプラ担当を兼務するようになりました。
実際法務として働くと分かるんですけど、ロースクール等で学んだ法律知識ってそこまで実務には使えないんです(そもそも司法試験は弁護士や検察官、裁判官になるための試験で、企業で法律実務を行うための試験では無いのでギャップがあって当然なのですが)。

法務と言いながら法律の知識よりもむしろビジネス的なセンスが求められ、事業部よりもビジネスに詳しい必要があると思います。多分このビジネスセンスが無いと法務はつまらないと思いますってくらい大事です。
で、実際法務として働いてみると、基本書には載っていない事件が起こったり相談があったりします。今ならすぐに回答出来るような内容も全部顧問弁護士に確認しないと合っているのかそうじゃないのかも分からず、そしてほぼ一人法務の状況で会社のリスクを全部判断しないといけないという重圧に押しつぶされそうになっていました。
広告審査担当として景表法、薬機法の知識を使い、コンプラ担当としてロースクールでは習わないような法律を使い、、、ってことでロースクール時代並みに勉強していました。
それでも1年経つとだいぶ慣れてきて、周りを見る余裕が出てくるんですね。
そうすると、ある不安に駆られるんです。自分がこの1年間やってきたことは法務として正しいのか?成長スピードは他の人と比べてどうなのか?方向は間違っていないか?という不安です。
この不安を払しょくするには転職して他の法務がどういうことをしているのかを体感するのが一番!ということで転職活動をしました
(退職する時は号泣してしまいました。。。恥)。

教育会社への転職

2社目はアルバイトをしていた塾を運営している会社に入りました。
塾だけではなく幼稚園や学童保育、英会話教室、幼児教室、スポーツ教室等を運営している大きい会社です。
アルバイトの際の室長がとても良い人だったのと、理念が素晴らしくて迷わず入社しました。

1社目でやっていたことに加えて、この会社はフランチャイズ展開をしていたり、子会社があったりということで、契約数がとてつもなく多く、それを漏れなく捌く必要がありとても鍛えられました。
そして、IPO準備もしていたこともあって、会社のルールが目まぐるしく変わり、多くの問い合わせが法務に回ってくる状況で、マルチタスクもこの会社で身に付きました。
結果上場することはできず。。。この会社には6年ほどお世話になりましたが、この間中IPOするぞー!という号令が掛けられていたため、その目標が急に消えてしまい、次の転職を考えるようになりました。

DX推進企業への転職

次の会社はIPOを目指していることと社会への貢献をmust要件として転職活動をし、いくつか内定を頂いていたのですが、今の会社で最終面接を受けた際、代表が目を少年のようにキラキラさせながら将来の方向性を情熱的に語る姿を見て、絶対この会社に入りたい、この人と仕事をしたいと確信をしました。
今の会社ではスタートアップということもあって、一人法務兼内部監査としてその枠を超えて幅広い業務に携わらせてもらっています(本当にありがたい)。
今は入社して7か月ほど経ちましたが、ちょくちょくコンサル用語が出てくるので、そこに苦戦しています。
あと、初の法務専任者ということで、今まで法務関係が整備されていなかったのでそれをきれいに整える必要があるのですがそのルール化にも苦戦しています(今までの会社は全部整備されていたので、整備してきた先輩方を尊敬します)。
今の会社でDXに触れることになり、毎日刺激的な日々を送っています。

さいごに

ぱぱぱーっと書いてきましたが、やっぱり長くなっちゃいました。
次回からは通常運転で色んなトピックスについて書いていきたいと思います。

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