「シビックテック宜野湾」体験記の、先出しと、ぼやき。
沖縄県は宜野湾市において、シビックテックの取り組みが展開されている。2022年度からということで、今年度である2023年度は2回目。運良く知ることができたので、飛びついた。前々から、Code for America とかシビックテックには興味が会ったからだ。
7月頃から研修が実施されていて、今日はその集大成のプレゼンだった。
参加してから思ったのは、「やっぱりおもしろかった」ということだ。僕のチームは、話し合った末に、ゲームを開発している。チームにエンジニアがおらず、僕が経験やノウハウ・スキルから一番近いということで、開発の担当もしている。
検討した結果、ゲームをフルスクラッチで開発、要するに、ゼロの状態から開発することにした。今日まで約1ヶ月の期間でプロトライプを開発して、なんとかプレゼンでお披露目することができた。
さて、そういう話は改めて投稿するとして、今日は気づいたことを少し。
"シビックテック”という言葉が以前よりも流行りだして、段々と市民権を得そうな様相を呈している気がする。
個人的には、認知度が上がるのはとても良いと思っているが、取り組むなら「楽しむ」という心構えを意識した方が良い、という思いが募ったので、noteにて、ぼやかせてもらうことにした。
結局、シビックテックというのは言葉の定義はあれども、「ボランティア活動」に近いというか、ほぼボランティア活動と言っても過言ではない。
なぜなら、誰に頼まれたわけでもなく、金銭的なインセンティブが発生するでもなく(発生する保証があるわけでもなく)、やりたいからやる、というスタンスで取り組むものだからだ。
そして、こういう活動の課題として毎回出てくるのは「持続性」だ。
特に、「その地域の課題を、その地域の人で、テクノロジーを活用して解決する」というコンセプトのシビックテックでは、大切なポイントだと思う。
「地域の課題」というものは、単発施策では解決せず、ある程度長い期間、場合によっては永遠と継続することで解決するという性格のものが多いと考えるからだ。
なので、「何やら楽しそうだから、流行りに乗ってみるか」程度で取り組むと、長続きしない気がする。きっと、想像していた以上の負荷が自分にかかるだろう。
ジレンマだ。こういうことを記載すると誤解されそうだ。
何でもそうだけど、シビックテックも「とりあえず、やってみる」で良いと思う。
ただ、やった後に悔やんだり、身にならなかったりを繰り返したとすると、シビックテックへの印象や、その素晴らしい効果が発揮されないのではないか、という懸念もある。だから、ぼやいてしまった。
「頑張ってやり切る」という覚悟が必要だ。けど、この考えだと、ちょっとしんどい。
だから「楽しんでやる」というマインドが大事だし、実際に楽しむことが大事だし、そして、楽しむための雰囲気作りも大事だ。
一人でも多くの人が「楽しむ、楽しませる」というマインドで取り組んでくれることを、切に祈る。
ここまで書いて、改めて書く。
シビックテックは、おもしろい。