見出し画像

COUNTDOWN JAPAN20/21 開催アナウンスを熟読する

世界に数あるフェスですが、実家暮らししてた時に最も憧れており、最も好きで、最も行っているフェスがこのCOUNTDOWN JAPAN(CDJ)です。

無論毎回命懸け(冬だし、喉すぐ痛くなるし、コンクリめっちゃ歩くし)だけど、命懸けでも行きたいところであります。僕としては第二、第三の故郷と化しています。帰省。

今年は春のJAPAN JAM、夏のROCK IN JAPANなど多くのフェスやイベントが中止になり、行く予定が飛んだのに何故か金欠なことも含め多くの皆さんが悲しみに暮れているところかと思いますが、だからといって今回のCDJが「あのころ」の復活というわけではなさそう、というお話です。

現在与えられているのは、開催発表された時に事務局から発表された文章のみなので、ここを読んでいきましょう。


正式な開催発表を行うことができて嬉しいです。最高の4日間にするべく頑張りたいと思います。しかし、新型コロナウイルス感染症が完全に収束したわけではなく、いろいろな制約の中での開催となります。通常とは違う運営スタイルとなりますので、参加を決める前にそこをしっかり確認していただきたいと思います。

まあもちろんこっから感染拡大していく可能性は十分ある(北海道)のですが、それは考えないようにしましょう。

収容人数を例年の約半分にします。そしてチケット代を改定します。正直、それでも収支的には厳しいものがありますが、フェスの祝祭空間づくりには妥協せずに臨む覚悟です。ご理解いただければ嬉しいです。

去年のデータを見ると各日のキャパは 47,000名、四日間開催の総動員数 188,000名でした。現行の会場レイアウトとなった14/15以降だいたい45000名〜47000名あたりまでは入れてるので、おそらくチケットは20000〜23000枚くらいの販売枚数になると思います。

去年までの参加してた記憶と照らしても、たしかに会場規模からしてなかなか混雑していた一方、ギリギリなんとか好きな時に好きなことをできたり、空いてる隙を見つけて行動もできる余白はありました。プロ野球やJリーグなども現在は会場収容人数の半分での二万前後は稼働しているので、その面でもここはクリアできるでしょう。

全ステージに椅子を設置し、適切な間隔を空けてご利用いただきます。ライブ中の歓声を含め、大声での発声やハイタッチなどの接触行為は控えていただきます。

これは、ある種の僥倖なのですが、今回のイベントではジャパン系フェス名物「モッシュ、ダイブへの厳しいアナウンス」がなくなると思います。だって物理的に不可能なので。

今年開催された数少ないフェスのRUSHBALLでは会場に柵とバミリがされておりソーシャルディスタンスを保って開催されました。特になにか大きくクラスターが起きたわけではないかと思います。故にこの形を踏襲するのではないかと。


また、EARTH STAGEとGALAXY STAGEにはフロントエリアを設け、そのエリアはアクトごとの入れ替え制となります。COSMO STAGEとMOON STAGEは全エリアが入れ替え制となります。EARTH STAGEとGALAXY STAGEは収容人数が大きいので、入場規制は少ないと思われますが、COSMO STAGEとMOON STAGE、ASTRO ARENAの入場規制はそれなりの頻度で起きることが予想されます。

これも思わぬ僥倖で、ジャパン系フェス名物その2「厳しすぎる場所取り注意のアナウンス」もこれで消えます。ASTRO ARENAを除き会場入れ替わり制となりましたので、物理的に不可能になります。

とはいえ、これまでも2、3組続けて同じステージに居残る、というムーブをかましてた人は多いと思うので、それができなくなるのはつらい。連チャンかましたいときのムーブがどうなるのか、整列や入退場のアナウンスがどうなるか、待ちたいと思います。

しかし、これからの話題が最も考えていきたい問題なのですが、各ステージのキャパシティがどうなるのか、ということです。あまり大っぴらになってないようなのでざっくりした数字で恐縮なのですが

EARTH:約4万人 GALAXY:約2万人 他3つ:約1万人

くらいだったはず。そしてこっからざっくり半分になるわけですよね。何もしなくても入場規制、つまりステージに入れないことが多くあります。特に小さい3つのステージに出てくる新進気鋭の人たち。

そしてさらに今回違う要因がありまして、それがこちら。

ひとつのステージへの人の集中を避けるために、例年よりタイムテーブルのかぶりが増えることになります。参加者のストレスの最小化をいつも目標としている我々のフェスですが、今回に限っては制約を感じる事が増える事が予想されます。是非ご理解をいただけると嬉しいです。

「各ステージ総入れ替え制×タイムテーブルダブりが増加」
これによって何が起こるのか。

これはタイムテーブルが公開されなければわかりませんが、いくつか可能性があります。

①例年通りの開演〜終演時間になる場合

時間変わらずに、出演者の数が変わる場合です。いつもより沢山のバンドが詰め込まれます。

…がこれはないでしょう。だって感染拡大を防止するんだから、人の出入りは最小限になるはず。それにステージ間の出入りや消毒をするなら、多分演奏間の時間は例年より伸びて然るべきです。

②例年通りの出演者が出る場合

より厳しく裏被りする様に、これまでのタイムテーブルの作成ルーティンを変えるやり方

実は結構スムーズに動けるように、ステージ間の空き時間を考慮して組まれたタイムテーブルになっています。なぜなら裏が被れば音も被るので。

あと裏が被るということは、当然人の固まり方も変わります。ただ人気者と新人、みたいな場合は結果工夫しても片方に固まることがある。人数が4万人になろうが2万人になろうがみんな髭男を見に行って、片方のステージだけいつも通り混雑する、みたいなことになったら身も蓋もないわけで。
人気者同士が被って頭を抱えるみたいなことはありそう。

③出演者の組数だけ例年通りにする

はっきり言いましょう。メインステージすらギッチギチに埋める「超大物や大人気アーティストが全然出ない」イベントになる、という可能性。

なぜなら、これまでのキャパの半分と考えるなら、これまでEARTH STAGEやGRASS STAGEの常連として出続けた人たちは明らかにどのステージにおいても集客力が過剰になりすぎてしまう。

同様に言えるのが、実力以下の狭いステージに無理矢理押し込まれ入場規制→翌年メインへ、みたいな風物詩も、今年に限ってはなさそうで、勢いそのままの演奏をどでかいステージで楽しめそう。マカロニえんぴつとかVaundyとか。


あと今回、裏被りが厳しいのはいいんですけど、演奏中の途中退席や途中入場ってどうなるんですかね。

飲食エリア・休憩エリアでの人と人との十分な間隔の確保、マスクの常時着用、こまめな手洗い・手指消毒等、コロナ禍における基本的なマナーは当然フェスの会場でも守っていただきます。運営側も消毒・換気を実施し、感染リスクの軽減を目指します。

飲食エリアの存在が確認されました。これはありがたい。

気になるのはお酒の販売があるかどうか。

Jリーグの試合では、キャパ緩和される前は酒類の販売してなかったんですよね。なぜならハーフタイムに一斉にトイレが混むから、なるべく催さないように。野球はその点各々のタイミングでいきやすいですからね。

CDJの場合、EARTHやGALAXYはエリア内にトイレがあるのですが、演奏中そんな活発に移動していいものなのかどうか。そして席の案内とかはどうなるのか。


最後に、感染対策ガイドラインみたいなのも公開になってまして、これもなかなかすごい

思いっきり勝手が変わりそうなところを抜粋すると

・換気によりがっつり室温が下がりそう。CDJ、毎回服装に悩むのですが完全にパーカー的な羽織るものが必須になりそう。

???「換気したら寒い?だったら被れ!!!(ポーズを決めながら)」

・エリアマップが一部公開になっています。COSMOとMOONが逆になったけどまあいいか

・ホール3のフードエリア、7・8の神社があったところも消えております。またステージエリア内食べ物持ち込み禁止。飲み物はいいんだ。酒は?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?