中学生の職業体験「トライやるウィーク」
「トライやるウィーク」という活動があるのをご存知でしょうか?
兵庫県下の公立中学2年生を対象に、実際に働く現場に赴いて、職業体験ができるという活動のことです。
それぞれの地域にある公共施設、公共機関、飲食店など、受け入れ先の事業所に、生徒自身が希望の職種を選び、期間としては5日間、働くことを通じて、社会生活や将来への生き方を学びます。
6月か11月に実施するとなっているらしく、今年については6月に実施されます。昨年まではコロナ禍の影響で実施できなかったり、期間を短縮されたらしいんですが。
うちの子も長男、次男ともにトライやるウィークを経験し、それぞれに充実した仕事だったようで、今回は末っ子娘の番です。
富山県でも、似たような職業体験を実施していると聞きましたが、どうなんだろ?
トライやるウィークの時期になると、市内のあちらこちらの事業所で、中学生が何かしらの作業してるのを見かけ、2年生ってまだ幼い感じがあって、それでいて頑張って仕事してる姿を見ると微笑ましくなるんですよね。
男の子なら、役所や消防に鉄道、製造や建築といった関係の職種が人気で、女の子なら、保育園や病院に社会福祉施設、美容院などがありますが、受け入れ先の事業所にも定員があるようで、必ずしも第一希望の職種を選べるかといえば違うみたい。
どうしても人気のある職種と、そうでない職種と差が生じてしまうので、やむを得ず第二希望、第三希望になってしまう子もいるようですね。
そんな感じなんで、受け入れ先の事業所の待遇にもよるんですが、充実した5日間を過ごす子もいれば、なんとなく活動が終わってしまったなんて子もいるみたい。
この「トライやるウィーク」、1998年から毎年実施されてる活動のため、それ以前の中学生だった人達にはない体験なんです。
まあ、僕自身はもともと生まれが兵庫県ではないので、トライやるウィークがあったとしても無理なんですが、こんな活動ができる子ども達が羨ましいなと。
たった5日間でも、中学生でなかなか働く現場を体験できる機会ってないですからね。
娘は幸いにも、本人が希望してる事業所で働くことになるみたい、ぜひとも有意義で刺激ある5日間であって欲しい。