#好きなことば:愚直(ぐちょく)「正直すぎて気の利かないこと。馬鹿正直。」
この言葉は人に向かって言うと「失礼」に当たりますので注意が必要ですね。けれども僕はこの言葉が好きです。
しかし、僕は「愚直」になり切れてない自覚があります。
「継続できない」「追求できない」「徹底できない」などなど。
以前空手を習っている時、先生に向かって「私には愚直さが足りません」と言ったところ「お前の稽古量で愚直なんて言葉を使うな!!」と烈火のごとく怒りをかった記憶があり、この言葉が強く僕の中に残りました。
どうも人が追いつけないレベルにまで達した賢人はいい意味でこの「愚直さ」を持っているような気がしてなりません。
同時代を生きる人では「イチローさん」「本田圭佑選手」「藤井聡太五冠」。
以前「岡田武史監督」が中国のプロチームの指揮をとっていた時、テレビのドキュメンタリー番組を見たのです。密着取材のVTR内で岡田監督と全選手のミーティングを記録していました。そして監督は「本田圭佑はものすごい練習をするぞ!だからステップアップしていくんだよ!!」とチームの全選手に対して叱咤激励していたのを覚えています。
それくらい「愚直に」自分の追い求めるものを追求するからこと、ライバルが追いつけない地点まで到達するのだと。
すべて真似を出来ないまでも、その「取り組み」から学ぶべきものは多いですね。
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そして「愚直さ」を発揮するには「周囲に流されない」メンタリティーも必要ではないかと考えました。
この原稿を書くにあたり少し調べたところでは、こんな経済雑誌の記事がありましたね。
ITツールが高度に発達した世の中では、日々飛び交う情報はまさに「玉石混合」です。そして、伝える側の思惑抜きにとはあり得えませんね。ライティングやマーケティングの技術を使って僕らに情報をぶつけてきます。時には自分い都合の悪い情報も。
小利口になって都合の悪い情報を遮断し続けると「ウソが誠になり」「誠がウソになっていく」と。
自分に都合の悪い情報も含め、それらを咀嚼し真実を確かめる目を持つには「愚者になることだ」とこの記事にありました。
僕なんかは特にこうやって「読むこと」「書くこと」に取り組み、末席ながら時には「発信する側」になります。
なので自分自身で情報を取りにいき、溜めを作り、真実を確かめながら、発信することを「愚直」に続けるしかないなと感じました。
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今回のまとめをいたします。
● すごいレベルに到達した達人は「愚直さ」を持っている。
● 周囲に流されないためにも「愚直さ」は必要。
● 日々発信される情報の真実を確かめるには「愚者」になれ。
となりました。
最後にもう少し。
お坊さんの「法名」でよく「愚」の字をつけているのを見かけます。勝手な想像かも知れませんが「自分は<愚かな>人間なのだ」という戒めを忘れなようにしているのかも知れません。
それを真似て自分のことを「書くこと」「読むこと」しかできない「愚かな」人間ですと名乗るようにしましょうかね。
そしてこの二つをこれからも「愚直に」続けますよ。
それではまた。
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僕はもっぱら本は「紙派」ですが、調べモノをするときにはAmazon Unlimitedを使っております。Kindle電子書籍リーダーと組み合わせると「最強」ですよ。