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新茶がおいしい季節に

今年のお茶は「みるい」仕上がりなのだそうです。

「みるい」は静岡の方言。お茶を扱う人の間では「芽が若くて良質の茶葉」であることを表す。今年は例年以上に「みるい」お茶が多いそうだ。

出典:読売KoDoMo新聞

東海・遠州地方出身の私。「みるい」は頻出ワードです。

人に対して「幼くてこどもっぽい」という意味で使うことが多かったので、てっきり未熟であることを揶揄やゆする言葉だと思ってました。

お茶業界の「みるい」は、意外にも“上出来である”ことを表す言葉だったんですね。

確かに、未熟で幼いということは、伸びしろがあるともいえる。

「みるい」は、未来ある若者たちへのエールなのかも。


私が小さかったころ、実家にはお茶畑が。

お茶の時期になると、茶摘みを手伝った記憶があります。

大きなブルーシートにおちゃっぱを広げて、家族みんなで選別していたなぁ。お茶のいいにおいを思い出しました。

しかし、あのころ茶摘みよりも楽しかったのが、「お茶の実拾い」。

茶色くて、ビー玉くらいの大きさで、コロっとしています。

どんぐりを探す感覚で、お茶の実を拾っていました。

お茶の実から出る油が高く売れるとか売れないとかで、必死に集めてたなぁ。

集めたお茶の実、そういえばどうなったんだろう。

母が捨てたのかな。

今はもうお茶畑はありませんが、コロッとしたお茶の実の感触、お茶のにおい、今でも覚えています。

お茶が飲みたくなってきました。


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