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子どもの「なぜ?」は知恵のタネ。大切に育てたいけど、なかなか難しいよね!
最近、娘たちの「なぜ?」が止まりません。
・車のナンバーに「渋谷」がないのはなぜか
・ロシアはあんなに大きいのに、なぜ小さな国と戦争するのか
・なぜ外国では日本語が通じないのか
う~ん、難しいぞ。
カンタンには答えられない内容のものばかりなのです。
私が答えに困っていると、娘たちは「ママ、早くスマホで調べてよ!」とせかしてくるのですが。
「スマホで調べて答えるだけじゃ、なんだか親として情けないなぁ」なんて思うんです。
娘たちのギモンの多くは、答えが一つではない問題ばかり。それぞれの立場によって善か悪かなんてカンタンに変わってしまいます。
私個人の考えで、「それは、〇〇だからだよ」と言ってしまっていいのだろうか。
ちょっとキケンなんじゃないの?
だからといって、せっかく湧いたギモン、ネットで答えを調べて終わり?
娘たちの「なぜ?」をもっと有効活用したいんです。
「なぜ?」は世の中を知るキッカケにもなるし、思考のトレーニングにもなる、知恵のタネなのではないでしょうか。
そこで、私は考えました。
「”なぜ?”と聞かれたら、一生懸命考える姿をみせる」という作戦を。
ネットで調べて出てきた答えを読むのではなく、まず私のアタマで考えた答えを伝えてみることにしたんです。
そして、答えに至った根拠や過程も、そのまま伝えてみることに。
つまり、思考する姿をあえて見せるというわけです。
例えば、「なぜ車のナンバーに”渋谷”がないか」に対して、私はこう答えました。
ナンバープレートは車の持ち主が住んでる場所で登録することが多いんだけど、確かに「渋谷」はないよね。
防犯のためかも。
”渋谷に住んでる人=お金持ち”っていうイメージがあるから、車が盗まれちゃったり、あおり運転されちゃったりするかもしれないしね。
我ながら、いい着眼点じゃないか?
そう思ったのもつかの間。
「なんでお金持ちだとあおり運転されるの?」
新たなギモンが生まれる娘。
れんこんママ、頑張ります。
それは……
お金持ちってうらやましいじゃん。クソッ!ってなって、あおっちゃう人もいるんじゃないかな?
「ママ、また適当に答えたでしょ!」
えっ、また?
またって何?
いつもテキトーに答えてるって思ってるの?
ちゃんと考えてるのに!
娘たちは「なぜなぜ期」真っ最中のようです。
なぜなぜ期とは
「なぜなぜ期」とは、心理学では「質問期」と呼び、その名のとおり身の回りのあらゆる物事について「なんで?」「どうして?」と頻繁に質問を繰り返す時期のことをいいます。
1~2歳頃は「これなぁに?」と物の名前を知りたがる、いわゆる「命名期」や「なになに期」と呼ばれる時期で、自分の中の言葉を増やそうとしますが、「なぜなぜ期」はその次の段階です。
つまり、言葉という表面的な情報だけではなく、物事が存在する意味や原因など、より深い本質的な部分を知ろうとする時期なのです。
ほう。
娘たちは、より深い本質的な部分を知ろうとしているのですね。
渋谷のナンバープレートの解答、本質的じゃなかったよね。
本質的とは、つまり、こういうこと。
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思考する姿をあえて見せるのもいいけど、正しい情報を調べて伝えるってことも、大切なのかも。
おや?逆に私が成長してしまった……