6歳だった夏休み、祖母とトランスフォーマーとマジックアワー、千と千尋の神隠し
1、散歩6歳の夏休み。太陽が横から照りつける午後3時。
僕は、祖母とテクテク散歩していた。
両親が共働きの僕は、週に3日ほど、祖父母の家に預けられていた。
普段は一緒に本を読んだりテレビを観たりしていたのだが、この日は「後でいいものを見せてあげるから、その前に散歩しようね」と誘われ、近所を歩くことになったのだ。
散歩の最中は、僕の独壇場だった。
背の順で2人抜かした、学校で歌ったKiroroの「Best Friend」って歌が好き、こんな歌だよ、歌うから聞いて、夏休み明け