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今さらちょろっと感想なんかを~劇団えのぐ「琥珀色に酔い夢を見る」

タイミングを見誤って、どうしたものかと、ずっと書きあぐねていたのだけれど。
まもなくタイムオーバーなので、もうぐだぐだの、駄文もりもりで感想書きます。
劇団えのぐ「琥珀色に酔い夢をみる」

どこから書けばいいのかな。とりあえず同列にすると長くなるので、私が得ていた事前情報はこちら(劇団えのぐ Xのポストより)に。

いきなり公演と違う話から入りますと…(と無駄話が長かったので途中削除)とにかくそんなこんなで、今回は絶対生で観よう!と決めたのでした。

さて。削除した私情とネタバレ回避により、一部のポスト(リンクの事前情報参照)くらいしか知らずに始まった公演。
平和でのどかな田舎町に暮らしている自己紹介で、はじめはただ、翼ちゃん可愛いなあ。めちゃくちゃ可愛いなぁと、単純に思いながら観ていた。
が、村長が出てきた辺りで、ん?と思う。
市議会議員みたいな格好だけど、村長ってそんな暇なん?設定が甘いのかな?
翼ちゃんに仕事を頼むときの、ユキさんの表情がなんだか不機嫌そうで、その理由がわからない。仲がいいのだと(勝手に想像して)思っていたけど、そんな仲良くないのかな?
そこかしこからほんのり感じる違和感。でもそういうゆるめの設定、ファンタジーなのかも?
違和感は感じるけれど、営まれる日常は和やかで、時に賑やかでも楽しくやさしい。
やがて、明確に見えてくる謎。
これはなに?町じゃない!?療養所のような施設??
依頼者の2人が出てきた辺りで、混乱はピークに達した。え、なんだどういうこと?記憶喪失になっているの?妹って?
聞いていた年齢と違うのかな?記憶喪失で退行していて、実年齢はもっと上なのか?
なんだこれ、どういうこと?どうなってるの!?
そこで明かされた真実は、衝撃的だった。
涙が出てしまって、恥ずかしいので暗転の間に涙を拭いた。
2度目の暗転で涙を拭いた後、光が戻ったら、客席からすんすん鼻をすする音がたくさんしていることに気づいた。
なんだみんな泣いていたのか。
そうか。みんな泣いているのか。

もう本当の設定も公開されたのでいいのかもしれないけど、やはりネタバレは嫌いなので気持ち遠回しに書きますと。
とてもいいお芝居で、誰かが2回観た方がいいと言っていたのに納得!何故なら観劇後にもじわじわくる。
ユキさんの表情、すべてを覚えているというお母さん(明日香)の愛情。
聞き流した言葉や表情やいろんなものを、意味がわかった観劇後に思い出して、もう一度観たくなる。
かなしくやさしく、一途な愛の物語でした。

ほかにも思ったことはいろいろあったのですが、それはDVDでもう一度観たときにでも。
あ、ひとつだけ言っとかなきゃ。
観終わっていちばん最初に思ったのは、これは五月女さんにやられたなぁ。(^_^)でした。
私が主にチェックしていたのは、五月女泉さんと劇団えのぐさんの(リンク参照)ポストだけ。

公開情報に加え、こんな風に書かれていたらそういうイメージを持つじゃないですか!
私にとってこのポストは、とっても素敵なミスリードでした。
いい意味で裏切られた!本当にありがとうございます!!

そして本日は不健全な愛を観劇します。
大変遅ればせながら、感動をありがとうございました。

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