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会わないと会えないとでは天地の差 LINEの履歴スクショして泣く

2年前(2021年)の5月、歌人の枡野浩一さんがTwitterで短歌を募集していた。

2021年は内田かずひろさんを応援しようとnoteのアカウントをつくった年で、素人ではあるけれど、いろいろと書きたい欲求があった。
枡野さんのおっしゃる通り「会う」というお題は初心者にも取っつきやすく、考えたらすぐ浮かんだことがあった。ならば自分も短歌を詠んでみよう。そして投稿してみよう!と思った。
思った。そう、思っただけで、投稿はしなかった。

「会う」というお題で浮かんだのは、3月に亡くなった母のことだった。詠みたいことは決まってるのに、でも言葉がしっくりこない。こねくりまわして、迷って、諦めて、もう投稿してしまおうかと何度も思ったけれど。故人を偲ぶ歌なのに、納得いかない形のまま投稿したくなかった。
締切は過ぎてしまったが、完成させようとはしていた。でも、短歌の作り方みたいな本やサイトは見なかった。
枡野さんの言葉を曲解しているのかもしれないが、あまり意味が無さそうというか、自分で完成させたかったから。
数ヶ月後、会社の上司の言い回しを聞いていて、そうか!と思った。
でも、最後の3文字が決まらない。
たま~に思い出してスマホのメモを見返しては、これでいい、いやでもこれでは。と、自問自答していた。

今年の抱負、文章を書くにあたって。上手い下手とか有益かウケるかとか関係なく、とにかく自分が書きたいと思ったことから書いていくことにした。
古い話や母の話題が出るのは、あの頃書きたかったことだからだ。
3/10、今日は母の命日だ。だから、あのとき投稿できなかった短歌をここに書く。

会わないと会えないとでは天地の差
LINEの履歴スクショして泣く

今はもう泣かないし、今日は祈る気持ちだけれど。
あの頃の感情を、ここに残しておく。


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