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vol3. 信じられない それが怖い

死にたいと思った事が本当に一回もないから、死が現実になってどう捉えていいのかわからないでいる。
俺にそんな事が起きるのか、一番起きないと思っていた事が今日起きた。
無茶苦茶怖いけど。
恐ろしいけど。
その反面もう何も怖くないこの心境。。いや怖い嘘だな 怖い。
本当は誰かに心配されて泣きたいけど誰もいない。
父親に会いに行こうと思う。
まずLINEをしてみよう、かな。
病院に行くのと同じくらい腰が重くなる父への連絡だ。
合わなくとも連絡はしないと。

ところで死にたいと思っている人がステージ4の腎臓がんになったらどんな気持ちになるのだろうか。
よしこれで死ねると思うのか?
自殺を考えてる人はメンタルの次元が違うから俺が察する事は無理だし
考えてもしょうがないな。

今日福島の泌尿器科のおばちゃん看護師が待合室までやって来て隣に座って金銭的なこれからのアドバイスをしてくれたあの心配そうなホントに気の毒そうな人を見る目というか優しいというか、そしてお金を払って出る時の掛け声というか、あのおばちゃんたちの反応が僕の病気のヤバさを表していた。
あのおばちゃんに抱きついて声を出して泣きたかった。
高架下に良さげなクラフトビールの店があるのを行く前発見してCTの結果が大した事なかったら一杯飲んで帰ろうと思っていたが、
当然スルーして帰った。
酒を飲む気分ではなかった。

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