ハードディスクの換装(異なるドライブからの起動)

個人で使っているパソコン(HP Z4G4)のハードディスクの容量が足りなくなってきたので、より大容量のハードディスクを換装しようとしたところ、少し手間取ったので、メモ代わりに書いておきます。この記事は2024年7月18日に書いています。

最初の構成は以下の通りです。
2ドライブ構成
ドライブ0(E:):購入時の起動ディスク SATA 500GB Windows10(使用していない)
ドライブ1(C:):起動ディスク SSD 1TB Windows11

以前にSSDを追加してそちらにOSを入れてドライブ1から起動させていたようです。完全に忘れていました。

やりたいことは、500GBを新しいディスク(10TB)に付け替えて、容量を増やすことです。

特に何も確認せず、ドライブ0のディスクをコピーすればいいだろうと、SSDを新しいディスク(10TB)に付け替えて、電源を入れたところ、
ドライブ0(C:): 起動ディスクWindows10
ドライブ1(E:): 空ディスク
と変わってしまいました。

この時点でどうやらSSDにOSをいれて使っていたらしいと気が付きました。昔の知識で行けば、ドライブ0からスタートするはずなので、ドライブ0で起動してOSの本体はE:ドライブのファイルを読み込んでいるのだろうと考えました。が、いろいろと試行錯誤した結果、この考えは間違いでした。

結局のところ、いったん
ドライブ0: なし
ドライブ1: 起動ディスク SSD 1TB Windows11

でパソコンの電源を入れることで、ドライブ1(c:)ディスクからの起動に戻りました。SSDをドライブ0に入れない理由は、3.5インチに拡張するマウント部品の形状の問題で、ケーブルが差し込めなかったからです。

しかしながら、ドライブ1のみにディスクをつければ、ドライブ0からではなくドライブ1から起動し、その後もドライブ1から起動し続けるようです。すべてのパソコンで同じかどうかはわかりませんが、すくなくとも今回のパソコンはそのような動作をしました。

そんなわけで、ドライブ1を起動ディスクに変更した後
ドライブ0: 空ディスク10TB
ドライブ1: 起動ディスク SSD 1TB Windows11

として再起動し、バックアップツール(EaseUS Todo Backup Free ver. 11 現在は16.3)でドライブのコピー(クローン)をしました。クローンの準備に40分ほど、その時点でいったんWinPEを作成しなおしてクローンし直しとなり、再起動してさらに40分ほどクローンの準備、その後コピーが始まり、数時間(10時間くらい?)で終了となります。

クローン終了時の様子

最初に間違えたWindows10の状態でも、仕方ないかと思ってWindows11にアップグレードしたり、ウイルスソフトウェアESETをアップグレードしたりしようかといろいろやっていたのですが、ESETは除去できず、セーフモードもパスワードが通らず、Windows HELLOも作成できずと、あちらをたてればこちらがたたずといった状態でした。おおもとに戻って、どうにか元のWindowsから起動できないかといろいろ試した結果、ドライブ1に元の起動ディスクをつけドライブ0を取ることで、元に戻すことができたというところです。

クローンのコピーができた後は、新しいディスクのパーティションをソフトウェア(AOMEI Partition Assistant)を使って削除&拡張して、9TBのハードディスクにして完成です。

新しいハードディスクは、基本的にはデータの保存に使いますが、SSDが壊れた場合起動できるように、起動部分とOSをいれたものとしました。SSDはスピードが速いため起動のOSとして使います。


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