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【ひとり広報Q&A】#7 SNSの投稿内容は毎回上司にチェックしてもらった方がいい?

シリーズ【こんな時どうする?ひとり広報Q&A】
この連載では、ハッシン会議に日々寄せられる質問に対して、ハッシン会議メンバーやPRコミュニティのPRメンターが回答していきます。

今回は、【企業公式SNS】の発信を始めようとしている《広報初心者》の方からの質問です。

【質問】

会社の公式SNSアカウントを開設し、これから情報発信をスタートしようとしています。

発信内容については、私が中心となって企画・作成していく予定ですが、上司からは「会社の公式アカウントとして発信する以上、内容には責任を持つ必要がある」と言われています。
そのため、投稿するたびに上司にチェックしてもらう必要があるのかどうか悩んでいます。

上司にチェックしてもらうことで、誤字脱字や内容の誤りを防ぐことはできますが、承認を得るまでに時間がかかってしまい、タイムリーな情報発信が難しくなる可能性があります。

しかし、上司のチェックなしに投稿して、万が一炎上したり、誤った情報を発信してしまったりしたらどうしよう、と不安になります。
承認プロセスと情報発信のスピード、両方のバランスをどのように取れば良いのか、頭を悩ませています。

【回答】

結論からいうと、毎回上司にチェックしてもらう必要はありません。
そのようなフローを作ってしまい、結果的に投稿が億劫になってSNS運用を止めてしまったケースをいくつも見てきました。

一方で、個人のSNSアカウントとは違い、広報担当者が企業のSNSで投稿することは、また違う緊張感があるかと思います。では、どうすれば良いのか。

そこで、おすすめしたいのは、事前に社内SNSガイドラインを上司と策定しておくことです。ガイドラインには、炎上や回答に困るコメントがついた時の対応策などを具体的に盛り込みましょう。

さらに、社外向けにも「SNSポリシー」として、お問い合わせへの対応方法やSNSアカウントの運用方針をホームページなどで公開することをおすすめします。

日頃から広報担当者としてバランス感覚を養い、過去の事例からSNS上で投稿することが望ましくないケースを学んでおくことも重要です。書籍やオンラインセミナーなどで学ぶ機会も豊富にありますので、積極的に活用しましょう。

SNSガイドラインを設け、広報担当者自身が学び続けることで、毎回の上司チェックは不要となり、よりスピーディーで効果的なSNS投稿を進めることができるようになります。
(回答者:ハッシン会議代表 井上千絵)

初めてのSNS発信は、どのような言葉を使えばいいのか、何を伝えてはNGなのか、判断に迷うことが多いと思います。ましてや、会社を代表して発信することになるので、緊張しますよね。
発信を始める前にガイドラインを定め、会社としてのSNS発信の方向性を記すことで、自信を持ってタイムリーに情報発信ができるようになります。

そして、日ごろから競合などの企業SNSをリサーチをし、SNSトレンドの感度を高めていきたいですね!
もちろん、投稿内容やコメント返信などに悩んだ時は、一人で判断せずに上司に相談してくださいね。


これからも《ひとり広報》に関するいろいろな質問を紹介していきます。《ひとり広報》として頑張っている方、広報活動に課題があると感じている方などなど、広報活動のヒントとして少しでもお役に立てるとうれしいです。

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