【BA8th 6-2】余はいかにしてネクラからナチュトラを切りしか
ご挨拶
あんまり旬が過ぎてももったいないので、
自分がBA8thにて6連勝、6-2の戦績を出せた、
ネクラ超次元コントロールをご紹介したいと思います。
(主よ、お許しください。)
BA7thでの戦績 0-2
自分は前回のBA7thで、設計図型・黒緑Bロマを、
ほぼテンプレ型で持ち込みました。結果、0-2。
ストレート敗退はなかなかに悲しかったので、
今回はしっかり勝てるデッキを持ち込みたいな、
事故率低めで広い対面が見れるデッキがいいな、
というのがネクラ超次元チョイスのきっかけでした。
ちなみに、BA7th 1回戦の初手は以下のようなものでした。
Bロマ2枚・DEATHドラ3枚。
ショーダウン、フルハウスです。
対戦ありがとうございました。
キレテナイデスヨ。(色んな意味で。)
キレテナイッテ、イッテルダロウガ!!
デッキリスト
早速ですが、デッキリストはこちらになります。
GENJIカップ末期に構築された、
アヴァ軸ネクラ超次元コントロールが基盤となってます。
(森忍さんとかが勝ちまくってた、あちらのデッキですね。)
基盤となったデッキは、環境初期のデッキとは思えないほど
完成度が高く、非常に洗練されてますね。
(特に、アヴァ+リフスト+ピクシーコクーンの芸術点の高さ!)
ナチュラルトラップを切った契機
直前まで、私はNDプラチナ帯で沼ってました。
脱出のため、プラチナ1帯では安定勝利が見込めるネクラ超次元を選択。
当時はテンプレ構築のまま、
ナチュラル・トラップ4枚を採用していました。
ナチュラル・トラップの役割としては、以下の3点が考えられます。
緑マナの確保
確定除去。特に対サイキック・クリーチャー。
S・Tによる受けの強化
しかし、使っているうちに以下の点が気になりました。
使う対象が限定的。コスト的には中盤以降の呪文なので、
仮想敵だと、時空の支配者ディアボロスZやその他大型サイキック、
GENJIあたりだと思います。
逆に効かない/効き目が薄い相手となると、
火・闇MRCや超次元ビートのアンタッチャブル、
ネクラ超次元同型でのパーフェクト・ギャラクシー/不滅ギャラクシーなど、
ネクラ超次元にとっては厄介で、致命的なクリーチャーばかりでした。
ナチュラル・トラップのみの場合、Tier1との対面において、
総じて以下の課題があると考えました。
ラッカ超次元
⇒アンタッチャブルを並べられるとほぼ除去不可。
チャブル3体+GENJI込みで事実上のEXWINとられかねない構築では、
コントロールの沽券にかかわる!
ネクラ超次元
⇒ギャラクシーの除去手段が乏しい場合、
除去札を持っていても相手のバルカディアス着地を防げず、
見ているだけになって、これも、面白くない。
こちらのナチュラル・トラップ不要論という仮説
(というか、それってあなたの感想ですよね?)のもと、
ナチュトラの役割のうち、1.については諦め、2./3.の条件を満たしつつ、
上記の課題をクリアできそうなカードを選びました。
なお、アヴァ軸の最大の強みは3ドローの安定性にあるのは
間違いないため、クリーチャーの採用は端から切っていました。
(これも諸説あり?)
新規採用カード
ホーリー・スパーク
ご存じ最強トリガーです。対ラッカ超次元、
とりわけアンタッチャブル横展開への回答札として採用しました。
あらかじめドラヴィタを立てておくことで、
ヤヌスやオーフレイムといった主力サイキックの召喚を事実上ロックし、
手打ちやトリガーでもって一掃する構えです。
さらに脇にディアスZを添えておくことで、ディアボロスZ覚醒を狙い、
サーファーでの除去 or GENJIで押し切り以外の択を封じることもできます。
気持ちとしては4枚採用したいくらいですが、
枠も足りないので、2枚で我慢。
吸魂バキューム
光・自然含まないクリーチャーならパワー-4000、
光・自然含むクリーチャーならパワー-13000の、
メタカード的な性能ですね。
ネクラ超次元ミラーにおけるパワーカードです。
強力な除去耐性持ちのパーフェクト・ギャラクシー、および
不滅ギャラクシーを、これ1枚で溶かすことができます。
ネクラミラーですが、お互いのリソースを奪い合い、
相手が息切れしたところでバルカディアス着地での封殺を狙うのが
基本的な勝負の流れになります。
リソース勝負となった場合、不滅ギャラクシーは
相手に除去札2枚を強要する点が強力です。
が、このカードは1枚で除去まで持っていけるので非常に優秀。
ナチュトラしかなかったら詰む場面も、
このカードであれば抗いようがあります。
枚数調整カード
こちらでは、採用枚数が諸説なカードたちをご紹介します。
超次元ミカド・ホール
勇気の3枚採用。
このデッキはホール呪文の枚数が勝敗に直結すると思うので
あまり減らしたくはなかったです。
が、もっとも当たる頻度が高いと踏んだラッカ超次元/ネクラ超次元
に対して、パワー-2000が機能しないことが多く、
後述するバルカディアス増量のため、枚数を削りました。
悪魔神王バルカディアス
皆様ご存じ、15弾環境を定義する、屈指のパワーカード。3枚採用。
2枚採用+未来設計図の構築が多いようですが、
自分は、2枚採用はリスクが高いと判断しました。
ぶっちゃけ体感ですが、2枚だと盾落ち・マナ落ち・ハンデスで
肝心な場面で召喚不可となる場面が多かったからです。
最強のフィニッシャーが上記の事故で使用不可になるのは
大変痛く、キリコデッキでのサファイア3投/4投の差くらいは、
あると感じてます。
ジェニー・ダーツ
3枚採用。
2枚採用に止めてミカド・ホール3枚採用もありな気もします。
が、その場合、連打して相手の手札を0枚にするプレイを
取れる確率が下がるのが懸念点でした。
ハンデスにおいて、「手札を減らす」と「手札を0枚にする」との間には
天と地ほどのバリュー差があるので、
せっかく採用するなら後者の択も取れるようにしたかった、
といったところです。
お清めトラップ
3枚採用。諸説とは書いたものの、増やす選択肢はあれ、
減らす選択肢は(少なくともBA 8thにおいては)なかったと思います。
最大の理由は、私の愛してやまない火闇MRCが、環境に存在するためです。
ネクラ超次元がまともにあのデッキと戦えているのは、
この呪文+ドラヴィタ・ホール+ディアスZの、
MRC絶対○す三銃士を備えているからです。
この呪文がないネクラ超次元コントロールは、
火闇MRCにとってみればお客さん同然です。
逆にしっかり握られていれば、最強最悪の天敵です。
採用し、かつ、使いどころをおさえていれば、
下手をすると8~9割で勝てる対面が存在するのに
採用枚数を減らすのは、ありえない!
と、少なくとも私は考えました。
様々な対面の墓地利用の阻害、
ドラヴィタ・ホールで手札補充、など、役割も多いカードなので、
軽々に削るカードではないと思います。
BA8thでの戦績 6-2
具体的な戦績は以下の通りでした。
わりと今環境の総復習のようなマッチングでした。
もちろん、一部例外ありですが。(そこが大型大会のいいところ、ですね。)
火・光速攻 ⇒ ○
火・闇MRC ⇒ ○
ネクラ超次元(アヴァ軸) ⇒ ○
ラッカ超次元 ⇒ ○
バルガライゾウ ⇒ ○
ネクラ超次元(アヴァ軸) ⇒ ○
NEXトラーデ(ラッカNEX) ⇒ ×
黒緑Bロマ ⇒ ×
ラッカ超次元/ネクラ超次元対面には、
ホリスパ、バキューム、増量したバルカディアスが、
うまいこと機能してくれたと思います。
最後の2戦は、正直なかなかの事故ではあったものの、
(ホール呪文が引けない、3コス以下が3ターン目まで引けない。。)
回っていないネクラ超次元に対する最善策、
「とっとと殴ってリーサルを組む」を的確に選ばれた
対戦相手の方々の判断の適格さが、勝敗を分けたと思います。
感想
とりあえず、前回BA7thでの惨敗を取り返すことができ、
試合内容も全体的には大満足でした。(1回戦でプレミはあったものの。)
正直グレイトフル・ライフ型ネクラとどう戦うか、とか
重要な課題を考えずに望んでいたので、当たらなかったのは幸運でしたね。
ホーリー・スパーク、吸魂バキュームは、
単純に勝つためのパーツ、というだけでなく、
ラッカ対面/ネクラミラーをより面白くしてくれる要素にもなるので、
ご興味を持たれた方は、採用してみてください。
それでは、ご購読ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?