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ニンジャの…TCG!を追う。第3回「Who can kill Nancy?」


ドーモ、ハジメマシテの方はハジメマシテ。発声練習です。

遂に今月6月28日に、ニンジャスレイヤーTCG(以下、忍札)のパック第1弾が発売されます。ゴウランガ!そしてそれに先立ち、6月4日に、本弾収録のカード74種が全て公開となりました。ゴウランガ!!

本記事では、その中から注目カードを3点ピックアップし、ご紹介したいと思います。

(註1)本記事の画像は、参考ページに記載の公式サイトより引用しております。リンクは参考ページ欄をご参照のこと。
(註2)手裏剣マークは対応するフォントがないため、「◆」で代用。

注目カード3選

ナンシー・リー◆ヤバイ級ハッカー

これにはダイダロス=サンもオタッシ重点

まずはこの人からでしょう。
場にニンジャスレイヤー=サンがいるとタダで出て、相手プレイヤーに攻撃したとき1ドローします。体験版の時点で強カードと言われていたナンシー=サン、まさかの上位互換カードがエントリー。サツバツ!!

(しかし前回記事、なんで私は無印ナンシー=サンに触れてなかったんでしょうね。。)

この時点でテンサイ級

エントリーにエテルが必要ないので、コスト差はあまり関係ないです。
このカードの強い点は3つ、ステータス/再現性/ウケミです。

無印ナンシー=サンは打点は高いものの、カラテや耐久力は最低クラスで、ウケミやコトダマでオタッシャしやすいステータスでした。ヤバイ級ナンシーさんは、カラテ 5 耐久力 4と、ソウカイヤのサンシタどもよりも遥かに強靭です。また、工作力も3で打点が上昇している点も恐ろしい。
コスト踏み倒しのカードは、手札消費が激しくなりがち=踏み倒したカードがあっさりやられると立て直しが難しい、というところがあります。が、ドロー効果に加えてこの耐久力では、一度出されてしまうとなかなかアドバンテージ差を覆せないでしょう。ヤバイ。

再現性の観点からいうと、無印ナンシー=サン 4枚+ヤバイ級ナンシー=サン4枚で、フジキド+ナンシーコンボの成功率が上昇しているのもポイント。無印ナンシー=サンを2~3人無料エントリーするだけでも十分強いはずです。
ヤバイ。

しかもなんとウケミ札で、手札に加わります。
つまり踏ませると、次ターンに踏み倒して反撃という展開もしやすいわけですね。本当にヤバイ。

忍札第1弾環境は、まずはニンジャスレイヤー&ナンシー=サン環境になるのではないかと思われます。シンプルな対抗策としては、ウケミ札の枚数を妥協せず、最大枚数搭載することが挙げられるでしょう。できれば、キャラクター除去効果があるものが望ましいですね。

ニンジャ殺すべし!!!

慈悲はない

この作品の代名詞を具現化した1枚。
低コストでカラテの高いキャラクターの価値を引き上げる1枚。
当然ながら、ニンジャを殺すことで追加効果を得る、ニンジャスレイヤー=サンと相性がいいですね。ウケミとしても、ニンジャ確定除去なのが優秀。ナンシー=サンを除去できないのは懸念事項ですが。

チャド―万能説

ニンジャスレイヤー◆カラテと組み合わせると、最大4枚ものエテルを復活しながら相手ターンを迎えられるので、コトダマによるカウンター体勢を万全にできます。お得すぎる。お得すぎて、実際タダのナンシー=サンよりお得なのでは??

フォレスト・サワタリ◆サヴァイヴァー と愉快な仲間たち

ジェロニモ!!

忍殺の顔の1人、ナム妄想でお馴染みフォレスト・サワタリ=サンが参戦。
サヴァイヴァー・ドージョーのニンジャ達ですが、オヒガンからのアンブッシュ手段を軸にした、オヒガンソースとでもいうべきテーマになっています。このカードでは、手札から捨てたサヴァイヴァーのニンジャを即座にエントリーさせることができます。また、類似の効果を持つ、バイオインゴットもこのテーマのキーカードですね。

これがキーカードになってしまうのも、なかなか皮肉

サヴァイヴァー・ドージョーのバイオ・ニンジャたちは強制破壊のデメリットこそあるものの、自前でアンブッシュできるハイドラ、3回攻撃可能なノトーリアスなど、ステータスや効果はなかなかに強力で、アンブッシュしがいがあります。

バイオインゴットの消費が激しい原作再現
コイツとカラテで並ぶナンシー=サン…

また、ハイドラ=サンとはアンチシナジーですが、バイオインゴットを回収できる点でスーサイド=サンも相性がよく、原作ファンなら思わずニヤリであることですね?

イケアフロ


手札入れ替えで捨てたり、イクサに負けてオヒガンにいったキャラクター達をリソースにできるので、持久戦に強いデッキと言えるでしょう。
(原作ではどんなニンジャであれ、オヒガンに逝ったらそれっきりですが。ショッギョ・ムッジョ。)

ただ、ナンシー=サンの存在により早期決着傾向になりそうな環境において、この粘り強さが活きるかがやや心配なところ。

少し話は逸れますが、第1弾ではエテルを増やすようなカードが登場しなかったため、高コストのキャラクターを主軸に置いた長期戦寄りのデッキは、なかなか組みづらいと見えます。勝負が長引いた際の逆転用カード、といった位置づけになりそうです。

まさに理不尽が道理を殺す。
踏み倒し先にやや物足りなさが。

感想と、最強ニンジャ決定戦について

現時点での所感としては、やはりニンジャスレイヤー&ナンシー=サンの、たった2人の軍団の強さが際立っている印象ですね。
ヘイトが集まるであろう彼らに対し、ソウカイヤやサヴァイヴァー・ドージョーなど、他テーマのデッキ群が対策を講じられるか、デッキビルダーの分析力/構築力が試されそうです。

さて、カード公開に合わせて、最強ニンジャ決定戦、すなわち第1回全国大会の開催が2024年8月24日(土)と公示されました。
(本連載のクライマックスですが、意外とあっという間ですね!)

本大会の優先参加申し込みの締め切りは、2024年6月14日 23:59まで となっていますので、是が非でも参加したい方は、上記ページからの申し込みをお忘れなきよう。私は記事書いてて思い出したので、申請を済ませました。

今回は短い記事でしたが、以上となります。
最近仕事も忙しくなり、手を出せるか怪しいのですが、次回記事はブリッツシールド戦の模様をお伝えできればと思ってます。
それでは、オタッシャデー!!!

参考ページ

ニンジャスレイヤー  TRADING CARD GAME ブースターパック#1 カードギャラリー


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