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岬めぐりで積丹ブルー④(北の花々)

紹介し切れなかった積丹の花々

(1)積丹・美国にて
ここでは小さな街を散歩しているだけでいろいろな北の花を見られた。利尻礼文でも積丹でも7月初は花のハイシーズンなのだろう。かなり恵まれた時期だと思う。こんな花が咲いていた。
<エゾニュウ> タイトル部を参照

ピンクの連花とヒルガオ、この2つはNZでよく見かけた花だ。NZのAbel Tasman国立公園とか北島のWhitiangaで覚えた花だ。

花が咲いてなくても緑は綺麗だ。赤い新芽やまんべんなく陽の光を受ける草木。道東に行くと大きなフキが目立ち緑が淡いけど、積丹はそうでもない。

<美国で見つけた草木> シシウド、モミジ、キツネノテブクロ、ハマナス、ヒルガオ、チシマフウロ等

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(2)神威岬にて
エゾニュウ、チシマフウロ、セリが咲いていて、利尻礼文の旅を思い出した。将に桃岩遊歩道とか澄海岬あたりで見た懐かしい景色だった。もう3度も訪れているけど、この景色の中を歩いているとまた久々に訪れたくなってしまった。

枯れかけのエゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)は惜しい。もう1週間くらい前に来ていたら華やかな黄色の花を見れたんじゃないか。

<神威岬の花々> チシマフウロ、エゾカンゾウ等

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旅の終わりは札幌で〆る

積丹の旅も終わり、帰路についた。小樽でJRに乗り換えたけど、ちょうど小樽で昼カラオケのクラスター報道が広がっていた時期だったので少し警戒したけど、旅人に策はない。緊張でちょっと肩の筋肉がこわばったくらいじゃないか。
さて札幌に戻って、先ずは北海道大学のキャンパスを歩いてみる。札幌駅から徒歩10分くらいの位置なので、手軽に行ける。はて、クラーク博士の銅像ってピッと指先まで伸ばして「Boys be ambitious !」と希望ある未来を指し示しているのじゃなかったか? (帰宅して調べてみたら、それはさっぽろ羊ケ丘展望台にあるとの事でした。)

<北大キャンパスの草花> シャクナゲ等

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北大キャンパスはとにかく広々としている。およそ都内の大学では考えられない優雅さだ。小川が流れていてシャクナゲも咲いている。そして学生が芝生で談笑していて実にゆったりしていた。大学キャンパスなのにいろいろな草花も繁殖していて、緑が豊かだ。こういう環境で学べば、モチベーションも高まったかも知れない。

<茹でタラバ>

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この旅では北海道なのにまだカニにありついていない。そう、カニを未だ食べていなかったのだ。なので、ランチ時を待ってススキノのかに家に直行した。ここはビル丸ごとかに料理の専門店になっている。
コロナ禍でススキノも人通りがなく賑わいがないなあ~、と思っていたけど店内も同様。案内されたのは3Fで、13 時前で客が僅か3名で閑散としていた。以前の記憶と全く違う。これでは飲食店は泣き出したいくらい辛い。厳密にソーシャルディスタンスを守り続ければ、満席になっても客の入りは50%とか70%に留まってしまう。それは売上もそのレベルが天井になってしまうって事で、日本中がシュリンクの泥縄から抜けられなくなる。

これは美味しい! 将に肉みたいで、ふんわりした食感が嬉しい。ガッツリ食べた。ただそれなりのお値段になるので、他のものはグッと我慢した。この店でタラバを食べたのは一体何年振りなのか、おそらく20年以上は経っているなぁ。
そんな過去の感傷に浸った所で、コロナ禍の積丹旅は終了。とにかく快晴続きで良かった!

雷電メロンが届いた!

ヘトヘトになって島武意海岸と積丹岬を歩いた後で島武意海岸入口バス停に戻ると、美国(積丹の中心街)ゆきのバスの時刻までまだまだ時間があったので、近くにあった小さな郵便局を覗いてみた。入か郵便局だった。「か」の字は確か「舸」だった。

局内にゆうパックのチラシが置かれていて、オレンジ色のらいでんメロンが美味しそうだった。らいでんは北海道の共和町(後志地方:しりべしと読む)にある雷電岬にちなんで付けた名前らしい。糖度14以上の秀品だけを選んで送ってくれると書かれていた。郵便局のおじさんも「夕張メロンほど有名じゃないけど、その分安いし味は確か」と太鼓判を押してくれる。そう言われるとこっちも弱い。だいたい北海道って、海産物もじゃがいももメロンも全部美味しい。だから、迷う事なく送ってもらう事にした。 

で後日、そのメロンが届いた。地味なダンボールを開けるとメロンが2つ。パカッと切ると、オレンジ色のメロンが輝いている。 確かに美味しい! 1つ目は待ち切れずに食べてしまった。もう1つは、熟すまでじっくりと待ってみよう。

<らいでんメロンが届いた>

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