あえて広島県産を使ってくれているうれしみ｜2024年3月9日(土)

新しい手ぬぐいをおろした。昨日洗ったばかりで、糊が落ち切らなかったのか少しパリッとしている。わたしにはめずらしい鮮やかなサーモンピンク色が目に眩しい。

手ぬぐいはもっぱら100均で購入している。特にセリアはかわいい柄が多くて、店に行くたびにいいのがないかチェックしてしまう。

この土日は夫が仕事でいないから寂しい。「ひとりで何か楽しいことをしてください」と言われたが、ううむ……咄嗟に思いついたのが「コメダに行く」だったのでまあそれでいいかと家を出る。

今日はコーヒーチケットが使えるものにしよ、とメニューを見ていたらメロンソーダが目に留まった。即決で注文。

資料として撮影。いつか描くかもしれない

靴型のカップはかわいいけれど、持ち心地はなんだか不思議な感じ。傘の柄を掴んでいるような？　ちびちび飲みながら文章を書いたり周りの会話に耳をすませるなどする。

数時間居座って、トイレに行きたくなったタイミングで店から出る。

車に乗り込みエンジンをかけると、ラジオからレミオロメンの「3月9日」が流れ出した。あ、先を越されたと思う。今年はちゃんと自分で再生して聴こうと思っていたのに不意打ちだった。でも1年の中で今日この日はたくさんの人がこの曲に想いを馳せていると思うとじーんとうれしくなる。

帰り道、ごはん屋さんの横を通りかかかったとき「広島県産カキフライ」と書かれたのぼりを見つけて「おっ！」と思う。

理由は2つあって、まず広島が(第2の)故郷だから、そしてわたしが今いるこの土地も牡蠣の産地であるから。現地でおいしい材料が揃っているのに、あえて広島県産を使ってくれていることになんだかうれしみを感じたのかも、などと。

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今日も今日とてお絵かき。昨日描いていて「ここがわかってないんだな」と気づいた部分を教本でチェックする。しかしわかった気になっていざ実際に描いてみると、なんだかうまくいかない。煮詰まって、一度立ち上がってラジオ体操第一をする。

再びさっきまで描いていた紙を見やると、ぴこーんと問題点が浮かび上がってきた。体を動かすことの偉大さよ。次に勉強するべきことがわかったので満足して今日はここまでにする。

1つ課題をこなすと次の課題が見える。それをクリアするとまた次の課題が現れる。そんなふうに目の前の課題や疑問をつぶしていけばいつのまにか遠くまでいけるんだろう、という感触。

文章を書く、絵を描く、本を読むというわたしを構成する3要素を1日ですべてしてしまったので、最高に充実して同時にはちゃめちゃに疲れた。体力がほしい、切実に。