いじめアンケートに書かれる・・・
最初に言っておくが「いじめアンケート」に対して不満がある訳ではないと言うこと
最近の小中学校では「いじめアンケート」
と言うものが実施される。
これは文字通り自分が嫌なことをされていないか
嫌なことを繰り返し受けていないか
と言うものを問うもの
自分以外にクラスの誰かがと書くこともできる
過去に息子がこのアンケートに自ら嫌なことを記して先生に拾い上げてもらい
解決に至ったことがある
反面娘は、「娘に嫌なことを言われた」と訴えられ話し合いをしたことがある
私自身は子供たちの意見を聞く良い機会なのではないかと思っている
ただ、自分の気持ちを言語化するのが難しい低学年のうちは
この方法が合っているのかどうかは少し疑問がある
とはいえ、学校としてできることに取り組んでいると思うので
強い反感の気持ちなどはない
最近、娘は嫌なことがあるので学校に行きたくないとぐずることが何度かあった
色々と話を聞いていくと
席近くの男子で言うことを聞いてくれない子がいるらしく
しつこいから嫌なのだという
元々は仲良くしていて楽しかったようなのだが
仲良くなるにつれ、しつこくなり引き下がってくれなくなったようだ
そんなにしつこいなら「◯君と話したくない」っていえば?
と提案してみたら
いじめアンケートに書かれると困るからそんなふうには言えない
チクチク言葉(攻めるような言葉のことをこう表現していた)を使うと
いじめアンケートに書かれる
と娘はいう
難しいところだ
ある程度傷つく程度に嫌なことをわかってほしいものだが
それで傷ついて「いじめ」と言われたらなかなかにややこしい
とは言え、いじめは感じた側の気持ちの問題であるから
その子自身の傷つきを無視するというのもいかがなものか
と考えると
急に小学校の先生の対応がいかに難しいのかと思い至った
このアンケートは抑止にもなるけど
ナイーブな子の意見を言うのをためらわせることにもつながる
娘なりの傷つきもあるし、その男子なりの傷つきもある
結局誰も傷つけずに人間は生きられないのだけれど
3年生には理解は難しそうな気がする
お互いに思いやった上で嫌なことは嫌
と言える場が必要だ
そんなことを考えた上で、担任の先生に相談をした
娘は私には全ての事柄を話してくれなかったが
担任の先生にはきちんと話ができたようだった
先生からの報告は
問題の男子が授業中に騒いでいたので、娘が注意したら反論された、
悪いことをしているのは問題の男子なのに納得いかなかった、なので
三人(担任、娘、問題の男子)で話し合った上で、クラスでこんな出来事(娘と男子の名前は出さずに)があったけどどう思いますか?と話し合います
と対応してくれた
結果はことなく終わり娘にも笑顔が戻った。
子ども同士で考えさせることが大事なのではないかと思う出来事であった
自分の言った言葉を相手がどのように受け取るかは子供には想像が難しい
大人だって難しいことがある
成長途中の子供たち、娘も相手の男子もこの経験を経て一歩成長してくれたならお互いのために良いものだったと言える
また、学校での出来事もある程度は信頼しながら任せることも必要なのだなと
思う出来事でした。