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脚本『英国紳士のハコダテノート』

あらすじ

東京で失恋した髙橋聖依子(30)は、仕事を辞め故郷の函館に帰郷し、兄・髙橋柊二(42)の経営するBARを手伝いながら転職活動をしていた。だが、面接は落ち続けて上手くいかず、冗談で婚活を始めようかと言うほど悶々とした日々を送っている。そんなある日、友人の大熊紗智(29)に誘われ、旅行客向けのガイドボランティアに参加。しかし、そこで英語が話せずパニックになってしまう。そんな時、助けてくれたのはイギリス人旅行ライターのディラン・オーウェル(34)であった。ディランにお礼をしたいと申し出た聖依子は、祖先であるヒューゴが、かつて函館に来た時の事を記したノートに出てくる友人達の子孫探しを手伝ってほしいと頼まれる。聖依子は、無謀な事だと思いつつ、つい引き受けてしまう。ちょうど時を同じくして、初恋の相手、林田寛人(42)と10数年ぶりに再会。いつしか、ノートに記された内容に引きずられるように、忘れかけていた寛人への恋心を募らせていくようになっていくのだが……

本文


作品について

こちらの作品は、以前は『ランスロットの箱館ノート』というタイトルで函館港イルミナシオン映画祭第20回シナリオ大賞にて、最終選考まで残していただきました。
そして、私が初めて脚本コンクール用に書いた思い出深い作品です。
コンクールが終わった後に、内容を大幅に見直したためタイトルを改題いたしました。
作中では、函館独自の花見や七夕まつりの様子を描き、また現代と並行して幕末のもう一組の主人公の物語が進んでいきます。

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