仕事と家庭・時間と収入
やりがいのある仕事をバリバリやりたいが、家族サービスのためのゆったりした時間も欲しい。
趣味の時間は今より減らしたくないが、もっと収入は欲しい。
多くの人は、「バランス」をとろうとしすぎる。
仕事も家庭も趣味も、なんでもかんでもいいとこどりで、バランスのとれた生活をしたいと言っておきながら、もっと時間を効率的に使いたいとか、チャレンジの多い人生を送りたいとか、人間関係で悩みたくないとか。。。
それははっきりいって無理だ。
まず、バランスを維持したまま、新しいことなどできるわけがない。現状を変えることなく、物事のいいとこどりをしようというのは不可能です。
心躍る体験を味わおうとすれば、そのために費やす時間も必要になるし、失敗のリスクもある。物事はすべてトレードオフであり、例外はない。
事業を立ち上げた頃、私は仕事に没頭していた。この時期は寝ている時以外(睡眠時間は確保していた)、ビジネスのことを考えつづけ、家にもほとんど帰らず、家族との時間もほとんど持たなかった。
私の例だから仕事の話をしたけれど、没頭するものは仕事でも趣味でもなんでも構わないと思います。
「今の自分を変えたくない」が、「ちょっとしたコツ」で「理想の人生を送りたい」なんて、虫のいい話です。
本当にやりたいことがあるのなら、バランスなんてとらなくていい。極端に振り切るべきです。
なぜ、バランスをとろうとする人が多いのか?
それは、今の安定を手放すことを恐れているからだと思います。
だが、みんな薄々と気づきはじめているのではないだろうか。この世に、安定した仕事や人間関係など存在しないということに。
会社に勤めていること。家族がいること。結婚していること。
それらが、本当に安定したものだと思っているのだろうか?
大企業であっても倒産してリストラされてしまうリスクは高まっている。ずるずると会社勤めを続けていて、40代、50代になってからいきなりクビを切られるのは本当に悲惨だ。
リスクをとらなかったこと自体が、そのままリスクになってしまう典型的な例です。
バランスなんかとらなくていい、振り切ってやろう。
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