ミニッツリピーターとは
時計の世界3大複雑機構の1つである「ミニッツリピーター」は、時刻を音で知らせてくれる機構。一般的な時計の中の一部の時計やスマートウォッチには、文字盤や画面が光ったり点滅することで時刻を知らせるという機能を搭載したものがありますが、これはあくまでも現代の技術あってこそのものです。
はるか昔はこういった技術がなかったため、もっとアナログな方法で時刻を知らせる必要がありました。そんな中で生み出されたのが、時刻を音で知らせる、すなわちこのミニッツリピーターという複雑機構だったわけです。
ミニッツリピーターは低音と2種類の高音、合計3つの異なる音で時刻を知らせてくれます。具体的には、低音で1時間単位を、高音で15分単位を、さらに別の高音で1分単位を知らせてくれるようになっています。
一見簡単そうに思えるこの機能ですが、デジタルではないアナログな手法で製作される時計にこの機構を搭載するのは非常に困難で、100を超えるパーツの搭載が必要になるほどです。そのため、ミニッツリピーターを搭載した時計はトゥールビヨン同様非常に高額となっています。
こんなに小さいところに100を超えるパーツ。。。気が遠くなる作業で、想像しただけで頭が痛くなります笑
ただ、何1つ欠けてもフルに機能しないのは、チームビルディングと似ていますね。